テレビアンテナの設置場所として候補にあがるのがご自宅の屋根上かと思います。
ほとんどの方が、テレビアンテナは屋根の上に設置されている魚の骨の様な形状の「八木式アンテナ」を思い浮かべるでしょう。
ですが、地上波に移行してからは電波の受信力なども安定した事からテレビアンテナも多様化しており、外壁につける「デザインアンテナ」なども登場しました。その他にも、デザイン性の高い「ユニコーンアンテナ」など新しい種類のテレビアンテナが多く種類があります。
アンテナの設置場所も、屋根上は勿論の事、外壁・屋根裏など電波を確保できる状態であれば選択する事が可能です。
「屋根上には、アンテナはつけたくないな。」
「ご自宅の外壁に穴を開けたくないな。」
などと思われる際には、ベランダにテレビアンテナを設置を選択肢の1つとして考える事が出来ます。ベランダに設置する事で、家の景観を損ねる心配はありません。
また、屋根の方や勾配や、太陽光パネルが設置してあるなどで屋根上に設置したくない方などは、ベランダに設置するのも良いでしょう。
室内に設置するテレビアンテナなどは、屋根材や建物の壁などの障害物も多く電波が遮断されてしまう事が多くテレビ映りに影響を及ぼす事がありますが、ベランダの場合には電波が屋外設置になりますので、電波障害を受け辛いといったメリットもあります。
屋根上や、外壁にテレビアンテナを設置したい方は、この記事を見てベランダへの設置を検討してみては如何でしょうか?良い事ばかりではなく、デメリットもあるのであわせて見ていきましょう。
ベランダにテレビアンテナを設置するメリット・デメリットとは?
ベランダに設置する際に、一番重要なのは電波の受信力です。受信できる環境であれば、トラブルも少なくオススメできる設置場所です!
かつては、屋根上設置用のテレビアンテナが主流でしたが、2011年の地デジに本格的に移行してからは、ベランダに設置するテレビアンテナが登場し、多くのご家庭でもこのタイプのテレビアンテナを利用されています。
ベランダに設置するテレビアンテナは、屋根上に設置する作業と比べて手間がかかりません。
近隣に大きな建物などがなく、電波をバッチリと受信できる様であればベランダに地デジアンテナを設置する事が可能です。
では、どの様なメリット・デメリットがあるか順番に見ていきましょう。
まずは、ベランダにテレビアンテナを設置するメリットから解説します。
テレビアンテナをベランダに設置するメリットは?
ベランダにテレビに設置できるスペースを確保できる場合には、アンテナ設置を検討できます。ベランダにテレビアンテナを設置した際には次の4つのメリットがあるでしょう。
では、順番に詳しく見ていきましょう。
家の景観を損ねる事がない
まずは、ご自宅の景観を損ねる事がないといった特徴があります。
新築戸建ての場合には、「従来の屋根上に設置するテレビアンテナは、ちょっとな…。」と思われる方も多いでしょう。
また、景観指定区域などにお住まいの方であれば屋根上にテレビアンテナを設置する事自体が禁止されているといったケースもあります。
この際には、ベランダに設置する事で目立ち辛く気になりません。
こだわって建てたお洒落な住宅の場合などにもオススメです。
費用面が安くなる
ベランダにアンテナを設置するメリットとして大きいのが設置コストを抑える事が可能です。
通常の屋根上などの高所などの作業の場合には、「高所作業費」などの別途工事料金がかかる場合があります。
ベランダに設置する際は、素人でも比較的容易に設置できるので、ご自身で設置した場合にはコスト削減をする事が可能です。
下記の表で、費用や電波を比較していますので参考にしてみてくださいね。
屋外設置 | 室内設置 | ベランダ設置 | |
---|---|---|---|
費用 | 業者依頼の場合:15,000円~ | アンテナ本体:2,000円~ | 自力工事なら:本体価格のみ |
電波の受信力 | 良い | 悪い | 測定が必要(ご自宅の環境による) |
外壁に穴を開ける必要がない
テレビアンテナを設置する際には、屋根上設置の場合でも外壁設置の場合でも固定金具などを設置する為に、ご自宅に穴を開ける事になります。
当然、プロの業者であれば最低限の穴を開け、シッカリと防水工事なども行うので心配はいりません。ですが、新築戸建ての際などは安心とはいえ外壁に穴を開ける事に抵抗がある方もいらっしゃいます。
その際などは、ベランダ設置がオススメです。
ベランダの手すりなどに設置する方法の場合には、外壁に穴を開ける事はありません。こだわって建てた住宅の場合などには、最適です。
その他にも屋根裏設置などもあるので、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
天候など自然の影響を受け辛い
屋根上に設置する訳ではないので、鳥などが止まって糞をしたり、天候などの影響で倒れてしまうといった自然の影響を受け辛い設置場所です。
屋根上設置の場合などには、夏の台風シーズンの際にはテレビアンテナが強風で倒れてしまったや方向が変わってしまったといったトラブルも珍しくありません。
この様なトラブルに繋がる事もベランダ設置の場合には少ないでしょう。
テレビアンテナをベランダに設置するデメリットは?
ここまでは、ベランダにテレビアンテナを設置するメリットを多く御伝えしました。
良い所ばかりだなと思われる方も多いですが、デメリットも存在します。デメリットを知らずに設置してしまって後から失敗したなと思わない様に事前にデメリットも見ておきましょう。
デメリットは、次の3つです。
順番に解説していきます。
電波が弱い
ベランダにアンテナを設置する際に、一番重要な事として電波の確認です。
ご自宅の電界強度にもよるのですが、ベランダや外壁など屋根上より低い場所にテレビアンテナを設置する際は、電波が弱い可能性があります。
ご自宅のベランダの方向は変更する事はできないので、ベランダから電波塔や衛星にアンテナの方向や角度を調整します。その際に、障害物などの関係で受信力が弱い事があるのです。
特に電波の弱い地域では、地デジの電波を拾えない事もあるので注意が必要です。
洗濯物が干せない
これは、ベランダのスペースの問題ではあるのですが。
ベランダに設置するアンテナが大型の場合には、スペースを取ってしまい洗濯物を干すスペースを奪ってしまう可能性があります。
ベランダの何処に設置するか?設置した後のスペースは確保できるか?
など、シッカリと検討してから設置を行う様にしましょう。
固定工事があまいと落下の危険性も
プロの業者に設置をお願いした際には、事故などには繋がる事は少ないですが。
ご自身で、ベランダの手すりなどにDIYでアンテナ工事をした際などには、注意が必要です。
手すりへの固定金具とアンテナの設置が、あまい場合には強風や雨の影響などでベランダから落下してしまうといった危険性があります。
テレビアンテナは、金属製ですので3Kg~ありますので落下した際には、大事故に繋がりかねません。ご自身でアンテナ工事を行う際には、気をつけてくださいね。
この様に、ベランダへのアンテナ設置は多くのメリットとデメリットもあります。
メリット・デメリットを比べた際などにどちらが良いか比較して判断すると良いでしょう。
ただ、屋根よりも低い場所に設置する事から受信感度も下がる為、シッカリと電波測定を行い設置工事をしましょう。
アンテナレスキューでは、ベランダへのアンテナ工事も行っています。
設置する方法や、電波測定などご自身で行うには心配なアンテナ工事。熟練のスタッフが経験と知識を活かし最適なアンテナ工事を行います。
アンテナの交換や新規設置は、八木式アンテナ20,000円のポッキリ価格で行っていますので、お悩みの方は是非ご相談ください。
テレビアンテナをベランダに設置する前に知っておきたい注意点!
アンテナの設置をする前に知っておきたい注意点です!ご自身で工事を行う際には知らないと後かた大変なんて事もあるので注意です!
ここまで、ベランダへのアンテナ設置のメリット・デメリットを見てきましたが、その他にもご自宅の状況によっては気をつけておきたい注意点があります。
準備や依頼をしてから、後からアンテナは設置できなかったや、設置したアンテナを外す必要が出てきてしまったなどの事がない様に注意点も確認しておきましょう。
では、順番に見ていきましょう。
アンテナの角度や方向調整が限定されてしまう
テレビアンテナを設置する際には、お近くの電波塔や中継局に向かいアンテナの方向や角度を調整し設置します。屋根上などに設置する際には、障害物などもなく360度全ての方向へ向ける事ができる為、問題はありませんが。
ベランダに設置する場合には、一定の方角にしか向ける事ができません。
その為、設置してから問題が出たとしても方向調整や角度調整を行い調整する事が難しいのです。
アンテナを設置してから問題が出ない様に、事前に電波チェッカーなどで計測する必要があります。ご自身でアンテナ工事を行う予定の方は、特に注意し進める様にしましょう。
集合住宅ではベランダ設置が禁止されている事も
戸建ての場合などには、関係ありませんがマンション・アパートなどの集合住宅にお住まいの方であれば、ベランダにアンテナを勝手に取り付ける事は出来ません。
マンション・アパートなどは、規約が定められている事があり、設置したアンテナを取り外しが必要になってしまうケースもあります。その為、設置を検討している際には大家や不動産会社などに許可をとってから設置を行う様にしましょう。
集合住宅のベランダは共有部分にあたる為、火災や地震の際などに避難経路の確保が義務付けられています。この様な事からベランダに経路を塞ぐ物を設置する事は認めれていないのです。
テレビアンテナの場合は、経路を塞ぐ様な物として扱われないと思いますが、いずれにせよ許可を取ってから設置するといった方法が良いでしょう。
ベランダに設置できるテレビアンテナは?
では、実際にベランダに設置できるアンテナの種類について解説していきます。
地デジアンテナの場合には、2種類の地デジアンテナ。その他にベランダに設置できるアンテナとしてBS/CSアンテナがあります。
それぞれ、特徴が違いますので詳しく見ていきましょう。
デザインアンテナ
デザインアンテナとは、字面の通りにデザイン性に優れたテレビアンテナです。
近年人気のテレビアンテナで、新築戸建ての方では、ほとんどの方が選択するテレビアンテナです。
本体価格や工事費用は「八木式アンテナ」と比べると高くなります。
また、電波の受信力も「八木式アンテナ」よりは劣る為、電波状況によっては選択できない事もあります。とはいえ、カラーバリエーションが多い事や高いデザイン性からデザインアンテナを選ばれる方が多いです。
こちらのアンテナは、受信力に少し不安がある事から設置工事をする際などはプロの業者にお任せし、シッカリと設置して問題がないかなど判断してもらって工事をする事をおすすめしています。
八木式アンテナ
本体価格も安く・受信力はテレビアンテナの中で一番強いです。
電波の弱いエリアの場合には、「八木式アンテナ」と「ブースター(電波増幅器)」をあわせて設置する事で、視聴トラブルなどは解決されるでしょう。
電波に不安がある様な地域の場合でしたら、「八木式アンテナ」一択になります。
ただ、形状などは従来のThe,テレビアンテナの様な形をしている為、ベランダに設置した際にも少し目立ってしまうや、強風などの影響を受けやすく鳥などが止まってしまい鳥害などにつながってしまいやすいといったデメリットも存在します。
BS/CSアンテナ
衛星までの軌道上に屋根や障害物がない際には、ベランダに設置する事が可能です。
既存の地デジアンテナがあり、後から追加でBS/CSアンテナを設置する場合などには、受信力に問題がない場合にはベランダ設置をおすすめしています。
地デジアンテナと比べるとサイズも小さいのでベランダに設置しても邪魔になりません。
ただ、BS/CSアンテナは設置の際の角度や方向調整が1㎜単位で行う必要があるぐらいシビアな為、ご自身で行うのは難しいので業者に依頼する様にしましょう。
テレビアンテナの設置・交換は業者依頼がオススメです!
ベランダにアンテナを設置するのは、ご自身で行う事も比較的に簡単です。
ただ、ご自身で行う際には、「電波状況の確認」「配線工事の知識」「固定作業などの技術」の3つの要素に不安がない方になります。
ベランダに設置する際には、固定があまい際にはアンテナ本体の落下事故など非常に危険です。また、ベランダに設置する際でも場所によっては足場を設置する必要があったり、工事中の落下事故などに繋がりかねません。
その様な事がない様に、ベランダにアンテナ設置を検討されている方はプロの業者に依頼する様にしましょう。事故や怪我の危険性もなく、ご自身で調べながら行うといった手間も省けます。
プロの作業なので、設置後も映りが悪くなるといった心配も少なく安心です。
アンテナレスキューでも、ベランダへのアンテナ設置工事。
その他の場所としても、屋根裏設置から壁面設置・屋根上設置などご家庭の状況にあわせたアンテナ工事が可能です。
対応エリアは、「関東エリア・東海エリア」となりますが、現地調査無料で対応していますので、アンテナ設置を検討されている方やお見積りだけでもしてほしい方は、お気軽にご相談ください。
アンテナの新規設置・交換の作業の流れ
では、実際にアンテナ工事を依頼した際の作業の流れを説明します。(※業者によって作業内容や流れに違いはありますので、依頼する業者に詳しくは確認してみましょう。)
下記の流れは、アンテナレスキューが行う工事の流れになりますので参考にしてみてくださいね。
- ①業者に相談・依頼
- ②現地へ赴き事前調整・お見積りのお渡し
- ③お見積りに納得いただけたら契約(ここまでは無料対応)
- ④アンテナ設置工事開始
- ⑤工事完了後、テレビの視聴状態の確認・調査
- ⑥確認後問題がない場合には工事完了・お支払い
施工場所や、工事内容によりお時間は変動しますが。
工事時間は、30分~3時間ほどの作業です。
作業の流れとして、現地でのお見積りを行いご納得いただけましたら作業開始となります。
設置場所は、何処にしたいや使用したいアンテナのご相談などまで幅広くご相談いただけます。
24時間365日対応しておりますのでお急ぎの場合などでも、ご連絡いただければ迅速に熟練のスタッフがお伺いいたします。
まとめ
ベランダへアンテナ設置は、シッカリと電波測定やスペースなどを確保出来れば屋根上に設置するよりもトラブルも少ない非常に良い設置場所です。これから、アンテナを設置する方や今後、交換予定のある方は検討してみては如何でしょうか?
この記事でのポイントは次の3つです。
- ベランダへ設置して受信できるか要チェック
- 設置したいアンテナはご自宅の受信できる電波の強さで選ぼう
- 集合住宅の場合には設置できるかオーナーや管理会社に事前確認
以上になります。
ベランダにアンテナを設置したいけど、自分で行うのは難しいなと思っている方は是非アンテナレスキューにご相談ください。
ご自宅の電波状況によっては設置が難しいケースもあります。
現地で電波測定を行いご自宅に最適なアンテナ設置の提案を行います。
アンテナレスキューでは、「お見積り・ご相談・現地調査」は無料で行っていますのでアンテナ工事でお悩みの方は是非ご相談くださいね。