冬場の寒い夜や雨降りの日だけ、テレビが映らなくなるといった事例があります。
テレビ映りが悪くなる原因は、アンテナ本体から付随する機器の故障といった機材の問題から、雨などが原因で電波を正常に受信できないといった現象まで多くの原因があります。
アンテナレスキューに、相談されたお客様の方で冬場の寒い日や雨の日だけ映らないといった事例があったので、同じお悩みを抱えている方に参考になる様に解説していきます。
気温や天候に左右されるテレビ映りの場合には、通常は問題なく視聴できているといった事が多いので原因が分かり辛い事や、そのまま放置してしまいテレビを見たい時に見れないといったジレンマにつながる事があります。
寒い日や雨の時以外にも通じる部分がありますので、テレビ映りが頻繁に悪くなるといった方は、参考にしてくださいね。
「夜だけテレビが映らなくて、原因も分からず悩んでいるから修理してほしい。」という方は、お電話もしくはメールでご連絡いただけましたら迅速に対応させていただきます。
では、何故寒い日の夜や雨でテレビ映りに影響が出てしまうのか?の原因から解説していきます。
寒い日や雨降りなどでテレビ映りに影響が出る原因とは?
アンテナを設置して期間が長いご家庭は、一度点検などを行ってみるのも良いでしょう!テレビアンテナの寿命は平均10年といわれています。
気温の低い夜や雨降りの日にテレビ映りが悪くなるといった事があります。
この様な現象が起きる際の多い原因は、同軸ケーブルの接触不良やショートが原因で起きる事が多いです。
テレビアンテナなどは、頑丈に作られており気温の低下や、通常の雨程度では影響がでる事は稀です。テレビ映りが悪くなる原因が、ケーブルが原因と分かった場合には全てのケーブルを交換する事でテレビ映りは改善するでしょう。
ですが、ご家庭によりブースターなどはアンテナマストに設置されていたり屋外+高所での作業が必要となりますので危険が伴う作業が必要になってしまいます。アンテナレスキューに相談していただいたお客様などは、近隣の電気屋に相談した所、直る事がなく「テレビが原因では?」と言われた事で、新しいテレビを購入してしまったとの事です。それでも、エラーの減少は改善されずアンテナレスキューに相談いただきました。
「無駄な、テレビの購入費用がかかってしまって残念だ。」との事でした。
この様な事がない様に、間違った対応を行う事がない様に原因と対処法など詳しく確認していきましょう。ケーブルが多くの原因である事はお伝えしましたが、それ以外にも多くの原因があり、次の5つの原因が考えられます。
- 気温の低い日などはケーブルが縮む事で接触不良を起こしている
- ケーブル同士の接続部分に雨水などが浸入しショートや腐食している
- ケーブルの被膜が破れる事で雨水が入りショートしている
- 湿度の上昇によりブースターの動作に異常がでている
- 雨や雪などで電波が遮られている
多くの原因は、ケーブルの接触関連になりますが湿度などにより悪影響を及ぼす事があります。テレビ側で映りが悪い時などは、受信レベルを確認し原因と照らし合わせて参考にしてください。では、気温の低い日などの原因と対処法から解説していきます。
気温の低い日などはケーブルが縮む事で接触不良を起こしている場合
テレビを視聴する場合には、テレビアンテナで電波を受信した電波を同軸ケーブル内を通ってテレビ本体に届けられる事で、テレビを視聴する事が出来ます。
この際に使用されているケーブルが「同軸ケーブル」と言います。上の画像は、F型プラグといい販売されている既製品ですが、アンテナ業者などに工事してもらった際などは、ケーブルの長さなどを適切な長さに切断し調整を行い、F型プラグを装着している状態になっていると思います。
このプラグ取付の際にコネクタの中心から伸びている金属の棒上の棒は、ケーブルの中心を通っている芯線をそのまま利用するのです。その為、作業する人によってこの芯線の長さが異なってくるのです。
芯線はケーブルの中を通り、アンテナ本体やブースターなどを接続されているのですが、気温の変化などによって膨張や収縮する性質があるのです。芯線自体が短く設定されていた場合などには、寒い日など気温が低下する事により収縮してしまう事で接触不良を起こしてしまう場合があるのです。
収縮するといっても、見た目に分からない程度のごくわずかな量なのですがテレビ映りに悪影響を及ぼしてしまう様な際には、F型プラグがのネジが緩んでいるなどギリギリの状態でつながっている状態です。この様な状態の際には、気温の低下などの際に接触不良から受信レベルが下がり、テレビの映りに影響が出てしまう事がります。
同軸ケーブルの接触不良の対処法
この場合には、ケーブルの芯線が短い事やF型プラグの接触不良が原因です。
芯線が短い場合には、ケーブル本体を新しいものに交換しましょう。F型プラグの緩みなどが生じている際には、緩みが出ない様にシッカリと固定する様にしましょう。
対処法自体は、簡単な対処法なのですが原因をハッキリさせるのが非常に難しいケースの1つとなります。
ケーブル同士の接続部分に雨水などが浸入しショートや腐食している場合
アンテナ本体から接続されている同軸ケーブルと、建物内から屋外へ出る同軸ケーブルの繋ぎ目は屋外で行われている事があります。繋ぎ目が屋内で接続されている場合には問題はないのですが、屋外で接続されている場合などは雨水などの影響をうける事があります。
通常、この様な繋ぎ目などは防水テープなどでグルグル巻きにされており、防水処理をシッカリと行っているのですが、設置してから期間の長いテレビアンテナの場合などには防水テープなどが経年劣化してしまい防水効果を弱まってしまう事があります。
防水効果が弱まった防水テープの場合には、雨などの際に雨水が入ってしまう事でショートしてしまう事があります。ショートしてしまった場合にはテレビは映らなくなってしまうのですが、雨がやみ雨水が乾燥する事で、また映る様になります。
この場合などは、雨が原因で映りが悪くなってしまっていると原因に気付きにくく、更に何度も雨水が入っていることで金属部分などが腐食しやすくなってしまうので、時間経過と共に完全に映らなくなってしまいます。雨などの他にも朝露などの湿度が高い日なども同じ原因で映らなくなる事があり、熟練のプロでないと原因を特定するのが難しいケースです。
接続部の雨水によるショートの対処法
まずは、現状のショートを起こしてい接続部分を確認してみましょう。
度重なるショートなどで金属部分が腐食している可能性が高いです。問題がない場合には、防水テープなどでシッカリと防水加工を行いましょう。
可能であれば、接続箇所を屋内設置する事で同じ様なケースの故障を未然に防ぐ事ができます。ケーブルなどに目視で異常が無い様な場合でも、金属が脆くなっている可能性はありますので新しい同軸ケーブルに交換する方がベターな方法です。同軸ケーブルのショートなどを頻繁に起こしてしまうと、ブースターなど付随する機器の故障にもつながります。
作業を行う場合には、高所での作業や技術や知識が必要な作業が必要ですのでプロの業者に依頼し作業を行ってもらいましょう。
ケーブルの被膜が破れる事で雨水が入りショートしている場合
先程までは、接続部に雨水が入りショートと起こしてしまうとお伝えしましたが、同軸ケーブルが雨水の影響でショートを起こしてしまうのは接続部分だけではありません。
同軸ケーブルとは、芯線を塩化ビニールで周りを保護しています。
こちらは、防水テープなどより頑丈ではありますが何年も屋根上の過酷な環境下に設置されていると、被膜に破れなどが出てしまい、その部分から水が入ってしまう事があります。
屋根やアンテナ本体などに金具などで固定している部分などは、破れてしまう可能性が高くなります。表面だけの破れの場合には、芯線までは水がまわらないので問題ないですが、経年劣化などにより芯線まで水が入ってしまった場合にはショートを引き起こしてしまいます。
同軸ケーブルの被膜の破れによるショートの対処法
被膜が破れてしまう事で水が入ってしまっているなどの場合には、同軸ケーブルを交換する事で解決します。原因がハッキリと分かる場合には、特に大きな工事ではありません。
ですが、この様な原因が分かるのは熟練のアンテナ業者でないと判断がつかない事が多く。
経験が少ない業者などでは、原因が分からずアンテナ本体から一式交換を提案される事があります。同軸ケーブルのショートが原因ですが分かり辛い事から、一式交換などを行う事で改善はされますが、無駄な出費が発生してしまいます。(同軸ケーブルの交換と、一式交換では値段は大きく違います。)
一般の方が、ハッキリと原因を判断し辛い部分の為、業者依頼になりますが正しい業者選びをされる事をオススメします。
下記の記事では、業者選びについて解説していますので参考にしてくださいね。
湿度の上昇によりブースターの動作に異常がでている場合
湿度が原因となりブースター側で異常が発生するケースがあります。
長い期間使用しているブースターなどの基盤には、ホコリなどがたまっている事があり、湿気の強い日などには、ホコリが水分を含む事でショートしてしまう事があるのです。
ブースター側がショートした場合の対処法
ブースターのショートなどは、修理といった事が難しい機器です。
ブースター側でホコリが原因と特定するのが難しいので、この様な場合にはブースターを交換するという方法になります。ブースター自体の寿命は決まっていませんが、テレビアンテナの寿命と同じく10年程度使用していた場合には新しいブースターに交換した方が良いでしょう。
雨や雪などで電波が遮られている場合
ここまでは、同軸ケーブルやブースターといったアンテナに付随する機器の故障や劣化が原因で発生するケースをお伝えしましたが、外部的な要因でテレビの視聴に問題がでる事があります。雨や雪の際などにテレビ視聴に影響がでる場合がありますが、原因が雨や雪による電波の減少によりアンテナレベルが下がる事があります。
雨などの水分は、受信する筈の電波を吸収してしまう性質があります。この様な性質がある為、雨や雪が降っている時に、テレビ映りが悪くなる事があるのです。特に、BSやCSといった衛星からの電波は影響を受けやすく、雨の日は地デジは映るけどBSだけ映らないといった事も発生します。元々の受信状態がギリギリの場合などには、影響をうけてしまう事もあるでしょう。
また、大雪の日などには積もった雪の重みでアンテナの方向が変わってしまう事があるので注意が必要です。
雨や雪の日にテレビ映りが悪くなる場合の対処法
この様な場合の大きな原因は、元々の受信している電波が弱い事が原因です。
ギリギリの状態で、映っている様な状態の為に雨や雪などの影響で受信する電波が減少する事でテレビ映りに影響が出てしまっています。対処法としては、弱くなってしまった電波を増幅する為のブースターの設置、またはテレビアンテナ本体を受信力の強いアンテナに変更する事で雨や雪などの影響を受け辛くする事です。
実際に、電波測定を行い受信状態を確認し対応する事が必要になる為。
専門の業者でないと対応が難しい部類です。近所のお宅では問題ない場合でも庭先の木などが原因で「遮蔽障害(しゃへいしょうがい)」を起こし電波が弱まっている可能性もあります。
頻繁に映りが悪くなる際などは、専門の業者に相談し調査などを行ってもらいましょう。
この様な天気や温度によるテレビ視聴の問題は多くの原因があります。
通常のアンテナ故障などよりも専門的な内容が多く対処法も難しいです。正確に判断するには、多くの経験を積んでいる熟練の業者などにお願いすると良いでしょう。
アンテナレスキューでも、この様なケースのアンテナ工事を幾つも行っていますのでお任せください。「現地調査」で電波測定を行い最適な提案をいたします。関東エリア・東海エリアのお住まいの方で、天気や温度が原因でテレビ視聴に問題が発生しお悩みの方などは一度ご相談ください。
ご相談いただいた天気や温度による視聴トラブル解決例
アンテナレスキューで解決した。気温や天候による視聴トラブル時の解決事例になります!是非参考にしてくださいね!
ここまでは、天気や温度によるテレビ視聴トラブルの原因をお伝えしてきました。原因になる理由も多く、分かり辛い事から難易度の高いトラブルです。
実際に、アンテナレスキューに相談いただいたお客様のトラブル解決事例を紹介していきます。
腕のない業者や、依頼先を間違ってしまうと費用や時間を無駄にしてしまう事につながりかねませんので、こちらの実例を見て参考にしてくださいね。
大雪の翌朝からテレビが見られなくなりました。また、映る様にはなったのですが突然、映らなくてなってしまったり…。E203のエラーメッセージも出る事もあります。近所の業者で端子交換からチャンネルサーチを行ってもらいましたが改善しません。「テレビ側が原因かも?」と言われたので買い替えたのですが、同じトラブルが発生します。費用も時間も多く使ってしまい解決しないのですが、どうにかなりませんか?
こちらのご家庭は、リフォームを行っている為。
アンテナ配線や分配器といった機器が壁内にありチェックできない環境になっていました。
壁の中に設置してある為、分配器を取り換えるには壁を剥がして対応する必要があるのですが。リフォーム後の壁を剥がす訳にはいきません。その為、現在使用している壁の中にある配線は諦め、壁の中を使用せずに外壁からケーブルを固定する方法で対応しました。
室内にもケーブルを這わせる形にはなりましたが、目立たない様に処理をし視聴トラブルが解決しました。
今回の元となる原因は、大雪時にケーブルに雪が積もり重さで接続部分が緩んでしまっていた所から水などが入り不具合を起こしていたと思われます。その為、気温が高い日などは芯線が膨張してかろうじで映っているが、気温が下がると映らなくなっていた様です。
ど施工をする際に、壁を剥がして調査する事が可能であればスグに原因は分かったかも知れませんが、この様に確認が難しいケースがあります。長年の経験から、故障内容にあたりをつけ対応した事で、ハッキリとした原因が判明し改善した事でお客様も喜びになっておられました。リフォーム業者などは、配線関連などは専門外の為、この様なトラブルが発生する可能性がありますのでお気をつけください。
夏や春の季節はまったく問題ないのですが、寒い季節になると地上波の受信レベルが下がり特定のチャンネルが映らなくなります。特に、早朝や深夜などは受信レベルが低下が大きくブロックノイズが出てしまったり、「受信できません。」となってしまいます。一度、業者に相談した際に、受信力の強いアンテナの新規設置という事で100,000円の金額という事です。予算オーバーしており、アンテナの設置以外の方法で安く済む方法はないですか?
調査の結果、こちらのご自宅は電波を分配している部屋数が多いご家庭です。
その為、分配数で電波が減少していた事が原因です。それ以外にも、古い同軸ケーブルなどを使用していた事から、気温の低下などで同軸ケーブルの芯線が縮小してしまう事で冬場はテレビ映りに影響が出ていた様です。
ブースターを設置し、古い同軸ケーブルを新しいものに変更した事で受信レベルも最適な数値に安定し、冬場はNHKは全く映らないとの事でしたが、問題なく視聴できる状態になりました。
予算内に収まったという事でお客様も満足していただけた様です。
この様に、ケーブルの損傷などにより冬場に影響が出てしまう事があります。
業者選びを間違ってしまうと、非常に高い金額の工事を行う事になってしまいます。
その様な事がない様に、シッカリと調査に基づいた最適な工事を行う事が望ましいのです。アンテナレスキューでは、電波測定や故障が疑われる箇所の確認をする為に現地調査を行いご家庭にあった際的な工事をリーズナブルな価格で対応します。
テレビ視聴にお悩みの方は、一度ご相談ください。
まとめ
如何でしたでしょうか?
気温や天候などでテレビ映りが悪くなるといったケースは多くあります。
この記事でのポイントは次の3つです。
- 同軸ケーブルの緩みや劣化などをチェック
- 業者検討の際は故障判断が難しいので腕のある業者を探す
- アンテナ機器には寿命があり10年程度で交換
以上になります。
気温などにより映らないなどの際には、原因を特定するのが難しく。
問題が長期化してしまう事が多いです。
アンテナレスキューでは、この様なケースも多く対応しており最適な提案が可能です。
「現地調査・お見積り・ご相談」など施工をはじめるまでは無料で対応していますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。