「強風の影響などでテレビアンテナの方向が変わってしまったや。」
「ご自身でアンテナを設置してみたが映りが悪いチャンネルがある。」
この様な状態の時には、テレビアンテナの角度や方向を調整する事で改善する可能性があります。
アンテナは、屋根の上に設置すれば電波を受信できるという訳ではなく、電波塔や衛星に向けて角度や方角を考えた上で設置する事でテレビを視聴できる様になるのです。
今後、ご自身でテレビアンテナの設置を検討の方やアンテナが強風で方向が変わってしまった方などはコチラの記事を参考にしてもらえたらと思います。
この記事を読んでテレビアンテナの向きを正しく設定しテレビを視聴できる様にしましょう。
エラーの内容確認とアンテナの方向調整前の確認点

テレビアンテナの方向が変わってしまった事で表示が悪くなってしまったや、場合によってはテレビが通常通り映らなくなってしまうなどがあると思います。
台風の影響などでアンテナの方向が変わってしまうなどにより映らなくなってしまった場合などは、アンテナの方向調整を正しく行う事によって改善されます。
ですが、原因がテレビアンテナの方向ではない場合には方向調整を行ってしまった事が原因で悪い影響が出てしまう事も考えられます。念の為、方向調整の作業を行う前に下記の項目を作業前に確認してみましょう。
テレビ側でエラー表示(E202)などが表示される原因
現在、テレビにエラー表示は出ていますか?エラーが表示されている場合はエラーの表示を確認しましょう。E201・E202というエラーコードが表示されている場合にはアンテナの向きが関係している可能性が高いです。
E201エラー |
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アンテナ(信号)レベルが低下している状態です。 |
E202エラー |
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電波を受信できていない状態。アンテナの設定や調整を確認してください。 |
この2つのエラーコードはアンテナの方向や不具合がある場合に多く発生します。E202エラー状態のときにはアンテナレベルが一定の数値を下回っている際に表示されるエラーコードです。
アンテナの方向以外にも以下の原因が考えられますので確認してみましょう。
ケーブルや端子などの外れ
実は、結構多いのがケーブルの外れです。掃除などの際にケーブルが外れてしまうや配線を変更したりする際に間違った箇所に差し込んでしまい起きうるトラブルです。
配線変更や掃除の後などに急にE202エラーなどが表示された場合などは、一度ケーブルの外れや差し込み間違いなどを確認してみましょう。
また、下記の記事では「E202」のみに焦点をあてて原因や解決策を詳しく記載しています。
E202エラーが出ている際などは、確認してみましょう。
各種アンテナの方向調整方法を詳しく解説

テレビアンテナの種類により方向調整作業は異なります。その為、現在設置されているアンテナ・設置予定のアンテナの種類をシッカリと確認してから作業を行いましょう!
テレビアンテナの種類は、地上デジタル放送とBS/CSの衛星放送があります。
まずは、どちらのアンテナの方向調整が必要か確認しましょう?
予想されるテレビアンテナの種類は、下記になります。
- ① 八木式アンテナ(地デジ)
- ② デザインアンテナ(地デジ)
- ③ BS/CSのパラボラアンテナ(BS/CS)
- ④ 室内アンテナ(地デジ or BS/CS)
- ⑤ その他の場合
一般のご家庭の場合は、上記の分類のいずれかのアンテナを設置されているかと思います。
ここから各アンテナに対して個別に解説していきます。
地デジアンテナどの方向に向けるのか?(八木式アンテナの場合)

地デジアンテナを設置する場合は、アンテナを近くの電波の発信所の方向へ向ける事でアンテナの性能を最大限に発揮できます。
写真は、八木式アンテナになりますが向けるアンテナの方向は「くの字」とは逆側を電波塔へむける様にしましょう。
また、電波塔の方向が分からない際には「放送エリアのめやす」から確認する事が可能です。
A-PAB:https://tv-area.jp/#/
上記からアンテナを向ける方向の目安を確認してみましょう。地デジアンテナは、1度単位の繊細な調整を行わずとも視聴は可能ですので、ご近所のテレビアンテナの角度を確認してあわせてみるのも簡単な方法です。
BS/CSのパラボラアンテナはどの方向に向けるのか?(衛星放送の場合)
BS/CSなどの衛星放送のテレビアンテナは地デジのアンテナと違いシビアな設定が必要になります。
方位角や仰角の調整など細かな調整が必要となり少し難易度は高めです。
- ① 南西方向に調べる
- ② 晴天時の午後2時頃の直射日光があたる位置や向きにあるか?
- ③ アンテナの調整字には1度ずつ動かして調整
BS/CSのパラボラアンテナは1度でもずれていると受信ができません。その為、細かく調整を行い確認する必要があるのです。
デザインアンテナの場合
デザインアンテナの場合には、指向性が無いので角度や方向を調整して改善されるものではありません。
仮に、E202エラーなどが出ている場合には、電波自体の受信力が弱い事が原因である可能性が高いです。受信する電波の確認をするなど方向調整以外に原因がないか調べてみるのが良いでしょう。
下記の記事ではデザインアンテナについて解説していますので参考にしてみてください。
室内アンテナの方向調整(地デジ or BS/CS)
室内にアンテナを設置している場合には、地デジアンテナの場合であれば上記の地デジアンテナで説明した内容を参考にしてください。
BS/CSアンテナの場合は、上記のBS/CSアンテナの方向調整を確認し調整してください。
室内の場合であれば、以前まで綺麗に視聴できていたが急に視聴できなくなった際は、方向よりもアンテナや付随する機器の故障や寿命。もしくは遮蔽障害がないか?などの確認もあわせて行ってみると良いでしょう。また、アンテナ本体の問題以外にもご自宅の屋根や窓を交換した事で電波を受信できなくなるケースもあります。
鉄線入りの窓ガラスの場合などは電波の妨害になる恐れがありますので、その場合は鉄線などの影響を受けない部屋に設置する事で改善されるでしょう。
その他の場合
テレビ映りが悪いや映らなくなってしまった原因は多く考えられます。
台風などでアンテナの方角が変わってしまったなと思っていたら実は、アンテナ本体が折れていたなんて事もあります。その場合などは、アンテナの方向調整などは行わず新しいテレビアンテナに交換しましょう。
電波塔の向きに建造物などが出来る事で遮蔽障害(しゃへいしょうがい)を受けて受信力が落ちている事も考えられます。その様な可能性がある場合は、近所の方などに視聴状況はどうかなどあわせて確認してみるのが良いでしょう。
各アンテナについて方向調整の方法を解説しましたが。
実際は、アンテナ機器の故障ですなどは多くあります。ご自身で調整出来る様な位置に設置してあるテレビアンテナの場合でしたら調整可能ですが、高所に設置しているアンテナなどは危険が伴います。
その場合などは、専門の方に相談するのが良いでしょう。
関東エリア・東海エリアにお住まいの方であればアンテナレスキューでアンテナの方向調整を行う事が可能です。アンテナの方向が変わってしまったのが原因か調査してほしいなどのご依頼もお受けしていますので。お悩みの方はお気軽にご相談して頂ければと思います。

自分でアンテナ方向調整の際には、アプリを使用して送信塔の位置を確認しよう!

ここまで、それぞれのアンテナ方向調整方法をお伝えしてきましたが。
近所のアンテナの向きを参考にし調整する方法や、送信塔の位置を目安にアンテナの方向を調整する方法で調整してみたもののテレビ映りが改善されないという事もあります。
この様なケースは、正しい方向へアンテナの方向調整できていない可能性があります。
この様な場合には、正しい方向にアンテナを向ける事が出来たかに自信が持てず何度も調整を繰り返す事になってしまいます。
シッカリと一度で方向調整する為には、正しい方向へ間違わずにアンテナを調整する事が重要なのです。
正しい方向へ調整する為には、正しい方向を知る必要があります。
この電波塔の正しい方向を確認する為にオススメなのが、スマホのアプリを利用して方向調整する方法です。
アプリでのアンテナの方向調整方法をお伝えしていきます。
アプリを「地デジアンテナ調整」などの検索で探してみよう!
まずは、アプリの検索画面で「地デジアンテナ調整」で検索を行ってみましょう。
地デジのアンテナ調整用からBSアンテナ調整用のアプリまで様々なアプリがあります。
Google Play内では、「テレビアンテナ」というアプリがオススメです。
無料で利用する事が出来るので、一度試してみると良いでしょう。
(ダウンロードリンク)
https://play.google.com/store/apps/details?id=ar.com.lichtmaier.antenas&hl=ja&gl=US
基本的な使い方は、アプリを起動し位置情報を入力します。
現在置を設定する事が出来れば、お近くの電波塔までの方向がアプリ側に表示されるのです。
Map上に専用のコンパスの様に表示されるので非常に分かりやすく、アンテナ業者も利用する方もいるぐらいなので、非常に便利なアプリです。
現在置を入力する事で、お近くの電波塔が表示されるのでテレビアンテナの方角を調整してみてください。正しく方向調整を行っても映りが悪い場合などの際には、ご自宅のテレビアンテナと電波塔の間で、建物などが電波を遮っている可能性があります。
この様な場合は、少し距離が離れても別の電波塔に向けてみるなどの方向調整を行うのも有効な方法です。チャンネルにより、それぞれ向きが異なる事もあり、ご自宅に最適な電波塔なども異なってくるのです。
下記の記事では、電波塔の詳しいメカニズムについて解説していますので参考にしてみてくださいね。
ここまで紹介してきた方法を駆使すれば、ご自身でテレビアンテナの方向調整を行っていただく事が可能です。
ただ、アンテナの方向調整は多くの場合は高所での作業が必要になります。
屋根の上に登り、細かく調整し確認を行う必要があり作業の際には危険が伴います。
少しでも難しいや危険だなと思った際には、無理をせずに業者に依頼する様にしてください。
特に台風の後などにテレビ映りが悪くなった際などは、アンテナの方向が変わってしまっている可能性が高いです。ですが、雨の後などには屋根上などは非常に滑りやすく危険なのです。
シッカリと屋根上が乾いているのを確認し屋根上に登るハシゴ・作業用の絶縁手袋・アンテナ調整用の工具などを準備し作業を行ってみてくださいね。
不安な方は、アンテナレスキューまでご相談いただけましたら迅速に対応を行いますのでお気軽にご相談くださいね。
お見積り・ご相談・現地調査など作業以外は全て無料で対応しております。
ご相談だけでも良いのでお気軽にご連絡いただければと思います。

自分でアンテナの方角や向き調整を行う際の注意点と問題点


アンテナの調整は危険を伴う作業です。現在の設置されているアンテナの状況を総合的に判断し作業する。もしくは業者に依頼するなど判断してもらうのがベストです!
地デジや室内アンテナ・BS/CSのアンテナ調整方法をお伝えしましたが。
実際に、アンテナの方向調整などをご自身で行うというのは難易度が高い事やお勧めできる事ではありません。
何故お勧めできないのかの理由は、下記の3つとなります。
高所での作業が必要になる為、危険が伴う
実際にご自身で行う際は室内設置やベランダ設置のテレビアンテナの場合に行う様にしましょう。
テレビアンテナのほとんどが屋根上設置が一般的ですが、屋根上に登っての作業は非常に危険です。常日頃から高所慣れをしている方であれば可能ではありますが、実際に2階建てのご自宅の屋根上ですと地上から7m~9mの高さになります。
また、屋根瓦の上といった不安定な場所での作業となる為に非常に危険が伴います。
実際に落ちて怪我をしてしまうや、アンテナ本体を落下させてしまい事故に繋がる事も考えられます。その様な事がない様に、屋根上での作業が必要になる際は専門の方にお願いする様にしましょう。
準備や手間が多くかかる
アンテナの方向調整というと非常に簡単な気がするかと思います。
方向を調整し、テレビの映りを確認すれば良いというイメージを持たれてる方は多いです。
ですが、実際に作業を行う際はテレビの視聴を確認してもらう方が1人。アンテナの方角調整をする方が1人など複数人で作業を行う必要があるのです。
1人で行う事も可能ではあるのですが、アンテナの方角調整しアンテナレベルの確認を行いといった流れを何度も行う必要がある為、高所設置のアンテナの場合ですとハシゴの上り下りを繰り返す事になります。
また、作業する際のハシゴやヘルメットなどの準備などを考えた際は作業機材の準備もする必要があります。業者費用を節約する為に、作業機材の準備を行いご自身でアンテナ調整を行い改善がみれなかったなどの際は本末転倒です。
シッカリと調整できない。または頻繁に調整が必要なる
ご自身で、どうにか調整を行う事で改善できたとしても、その場しのぎになってしまう事もあります。
実際に、下記のツイートの様にご自身でアンテナ調整を行ったが何度も調整をする羽目になってしまう事も考えられます。
台風の影響で地デジアンテナの向きがずれたみたいで日テレ系とテレ東系が映らない😱
— 🎥EIGA🎞️ (@LionRider_mcz) September 22, 2019
また屋根昇ってアンテナ方向調整しなきゃ😅
固定が甘い事や角度が悪い事など原因は多く考えられますが、時間をかけて調整してもスグに悪化してしまう様では結果的に時間を無駄にしてしまい損をしてしまうという事も考えられます。
上記などの理由から危険がなく調整が可能そうなテレビアンテナは一度ご自身で方角調整を行ってみて難しいと判断した場合などは、専門の業者に相談する様にしましょう。
下記のページなどでは、アンテナ業者にお願いする際のポイントや業者選び方も紹介していますので参考にしていただけたらと思います。
関東エリア・東海エリアにお住まいの方でしたら「見積り・相談無料」「現地調査無料」でアンテナレスキューで対応も行っていますので、お気軽に相談してください。

アンテナ方向調整を業者に依頼した場合の費用の目安

ここからは、アンテナの方向調整をお業者にお願いする場合の金額の目安を記載していきます。
ご家庭の状況や、現在のテレビアンテナアンテナの状況により値段は変動する事はありますが。一般的なアンテナ専門業者へ依頼する際の目安になればと思います。
アンテナ調整費用 | 10,000円~20,000円 |
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値段にひらきがありますが。
ベランダ設置や室内設置などの場合の高所作業を必要としない場合は、10,000円前後の費用となり、屋根上などの高所作業を必要とする場合には20,000円の費用となります。
ご注意事項
アンテナ本体が曲がってしまっていたり、アンテナ設置個所が損傷していたりする場合には別途で費用が掛かる可能性があります。
火災保険を利用して修理する事も可能かも?
アンテナの方向調整を行う前に、台風や自然災害が原因で調整が必要な場合には、火災保険を適用し調整対応を行ってもらえる可能性があります。
火災保険を利用した場合は、方向調整で掛かる費用が返ってくる事になり実質費用が掛からない場合があります。
まず、火災保険に加入しているのが前提となりますが一軒家にお住まいの方であれば加入している方が殆どかと思います。また、火災保険を適用できると判断された際も火災保険は実際に被害にあってから〇〇ヶ月のみ適用できるなど加入されている保険の種類によっても違ってきますので契約条件を確認してみると良いでしょう。
下記の記事では、火災保険を利用できるか?また、利用する際の注意点など細かく解説していますので参考にしていただければと思います。
まとめ
如何でしたでしょうか?
今回の記事のまとめが下記の3になります。
- アンテナの作業前に事前確認は念入りに
- 高所作業の場合は慎重に
- 火災保険が適用する場合は迷わず業者へ依頼しよう
アンテナの方向調整は、簡単そうに見えるのですがご自身で行うとリスクが大きい作業です。くれぐれも、ご自身で高所作業を行う際は気をつけて行ってくださいね。
また、アンテナレスキューではアンテナの方向調整は10,000円~お受けてしています。
関東エリア・東海エリアにお住まいの方は、台風の後から表示が悪くなったやアンテナの方向が変わってしまったなどの際は、一度相談していただければと思います。
アンテナの方向調整を行い綺麗なテレビを楽しみましょう。
