ご自宅で、テレビを視聴する際に必要になるテレビアンテナ。
近年は、テレビの多様化から光テレビやネットテレビ、ケーブルテレビといったテレビアンテナを必要としない放送方式も多くなってきましたが。
いまだに、多くのご家庭では地デジアンテナ、またはBS/CSアンテナを設置しテレビ放送を視聴しているかと思います。
今までは多くのご家庭では八木式アンテナが主流で一件家の屋根上などに設置されて魚の骨の様な形状のテレビアンテナが一般的でしたが、ここ最近ではデザインアンテナとよばれる壁面に設置するテレビアンテナの需要が多くなってきました。
デザインアンテナの魅力は、壁面に設置する事で家の景観を壊さない事や、設置場所が屋根上ではない事で天候による影響を受けづらいといった特徴があります。
ただ、メリットばかりではなくデメリットもありますので、こちらの記事ではデザインアンテナの特徴からメリット・デメリット。デザインアンテナの取り付け工事の平均的な料金などを詳しく解説していきます。
デザインアンテナとは?普通のテレビアンテナと何が違うのか?
デザインアンテナとは、字面の通り「デザイン性の良いテレビアンテナ」という事です。地上デジタル放送の受信用に屋外に設置するテレビアンテナとなり、2012年頃から少しずつ需要が伸びているテレビアンテナです。
形状は、箱型の形をしており八木式アンテナやBS/CS用のパラボラアンテナの様な「The.テレビアンテナ」といった形とは全く異なる形をしています。
ページトップで紹介されている画像がデザインアンテナになるのですが、この他にもカラーバリエーションがある事で、家の外壁の色などにあわせて好みの色のアンテナを選択する事ができるのも大きな魅力の1つです。
現在は、マスプロ電工・日本アンテナ・DXアンテナといったテレビアンテナな3大メーカーから発売されており、カラーバリエーションの多いDXアンテナ社の製品が人気となっています。
デザインアンテナはいつから発売されたのか?
上記でも需要が伸びてきたとお伝えしましたが。一般的に普及し始めたのは2012年頃からです。
それよりも前の2009年にはデザインアンテナが市場に登場しました。
登場してから10年程度になりますが、2003年からの地デジ移行時にテレビアンテナの切り替えなどを行う際に、「家の景観を壊したくない」や「屋根上にテレビアンテナを設置したくない」といった声が多く寄せらせていた為です。
この需要に応える形で登場にしたのがデザインアンテナになります。
附属の取付金具で壁面や、ベランダなどに設置できる新しいアンテナが誕生した訳です。
デザインアンテナとは、別名「フラットアンテナ」「壁面アンテナ」「平面アンテナ」などと呼ばれている事も多く。カラーバリエーションが白・黒。茶色・ベージュと4色展開をしています。
関東エリアでは、地上デジタル放送に完全移行する際に電波が以前よりも良くなった事で従来の八木式アンテナからデザインアンテナへと切り替えるご家庭が急増しました。
また、デザインアンテナはボックス型で平面の形状をしたアンテナ以外にもポール型のアンテナなど多く発売されている為、家の景観に合わせお選びいただけるといった所も人気の理由です。
デザインアンテナを設置できる場所は?八木式アンテナと比較
デザインアンテナの大きな特徴として設置場所を選びません。設置できる場所は、屋内・屋外のどちらにでも設置可能です。下記が八木式アンテナとの設置場所比較表となりますので比べてみてください。
種類 | 屋根上 | 屋根裏 | 壁 | ベランダ | 室内 |
---|---|---|---|---|---|
八木式アンテナ | 〇 | 〇 | × | △ | × |
デザインアンテナ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
確認いただくと何処にでも設置出来るイメージをもたれますがテレビアンテナですので、電波を受信する必要がある為に高い所に設置する必要があります。電波状況を計測し、条件さえ合えばベランダや屋根裏に設置する事も可能なのです。
屋根上に設置する八木式アンテナと比べると、設置場所の自由度が高いのも魅力の1つです。
また、下記に該当されるご自宅などはデザインアンテナにする事をお勧めしています。
景観指定地区
景観指定地区とは地域の協定で屋根上にアンテナを設置してはいけないといった協定があり、その様なご自宅だとケーブルテレビなどが一般的ですが、デザインアンテナなどは壁面設置や景観を壊さない事もありOKといった地区も増えています。
将来的に太陽光を導入したい場合
太陽光は屋根上に設定する為、テレビアンテナが邪魔になってしまうのです。新規で設置する場合や、太陽光発電を検討されている方はデザインアンテナを設置される事をお勧めします。
デザインアンテナの設置方法について
デザインアンテナは、省スペースな設置ができるのが特徴です。アンテナレスキューでは、新築をはじめとしケーブルテレビからのデザインアンテナへ移行など多くの実績があります。
関東圏では、東京スカイツリーや各地の中継局から効率よく電波をキャッチする場所を調査しお客様に最適な場所を設置します。
実際に設置するケースをご紹介します。
壁面設置の場合
デザインアンテナの場合の一番オーソドックスな取り付け方法が壁面設置になります。屋根の軒下に設置する事が多く、雨や雪などの影響を受けづらい取付方法になります。壁面設置の場合は、太陽光パネルを設置しているご家庭などにもオススメの方法となっており外壁の色とアンテナの色を合わせる事で目立ちにくくなります。
屋根上のアンテナとは違い壁面設置の場合には、台風時などに風などの影響も受け辛く、倒壊してしまうや鳥がとまってしまうなどの被害対策(鳥害・糞害)にも大きな効果があります。
設置方法は、デザインアンテナに附属される専用の取り付け金具を使用します。金具の固定には、ビスを使用し壁面に穴をあけ取り付け金具と固定していきます。外壁に穴をあけた箇所から腐食を防ぐ目的でコーキング作業を行います。
補強と防水効果がある事で、お客様の大切なご自宅を守ります。
屋根裏設置の場合
屋内設置は、外からテレビアンテナ本体が見えなくなるので家の景観を一切変える事なく設置できる人気の方法となっています。
屋根裏設置の場合などは、アンテナ設置を行うスペースがあるか?
電波量が十分に足りているか?設備配線の位置関係に問題はないか?などの調査をシッカリと行ってから工事させていただきます。
アンテナ本体や配線が屋内設置の為に、天候による被害を受けない為。アンテナ本体の寿命も延びる傾向がありお勧めの設置場所となっています。
ベランダ設置の場合
ベランダに設置する場合は設置金具でベランダフェンスに固定し取り付ける方法になります。
ベランダに設置する場合に、電波強度を確認し問題ないと判断した場合に設置可能です。また、ベランダ設置の場合には、アンテナ本体では無くベランダフェンス自体の強度も重要になります。
シッカリとした重量を支える事ができるベランダフェンスの場合は問題ないですが、錆びがでており長期設置が危険と判断した場合はベランダに設置する事はできません。
マストを使用し設置する場合
マストを使用し設置する事も可能です。
今までデザインアンテナは壁面とお伝えしてきましたがマストを使用し屋根上に設置する事も可能です。鳥害が多い地域では、従来の八木式アンテナよりもデザインアンテナに変更する事で改善されるケースもあります。
自立柱への設置の場合
こちらは、自立柱を設置されているご家庭のみとなります。
ステンレスバンドやIKJ金具を使用し設置します。入線位置によっては自立柱に設置する事をお勧めしています。
この様にデザインアンテナは多くの場所に設置する事ができます。デザイン性は、勿論の事。電波状況が足りているのであれば各ご家庭にあわせて設置場所もデザインする事が可能です。
アンテナレスキューでは施工後「8年保証」をおつけしており、お客様のご家庭や希望にあった施工を行います。当然、電波状況が悪い中で屋根裏設置などをお勧めする事はありません。壁面に穴をあけた後のコーキング処理など見えないプロの作業を徹底しています。
関東・東海エリアでデザインをアンテナを検討しているという方は、是非アンテナレスキューまでご相談ください。
デザインアンテナの本体・工事の値段はいくら?
こちらでは、デザインアンテナの本体の価格から。
業者に依頼する際の参考価格を記載していきます。当然、選ばれるアンテナの種類や設置を希望される場所や、ご自宅の環境などにより値段の差はあると思いますが目安の金額として参考にして頂けたらと思います。
デザインアンテナ本体価格
本体価格 | 5,000円~15,000円 |
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こちらで勘違いしてはいけないのが、デザインアンテナ単体の価格という事です。設置作業などはご自身で行う前提の価格ですので業者に依頼すると、こちらの金額に工事費が追加でかかる事になります。
ご自身でDIYでアンテナ工事を行う際などにデザインアンテナを単体購入する場合は、5,000円~15,000円ぐらいの価格帯になります。種類も多い事から、色の違いや形状の違い。それ以外にも電波の強さや、国内メーカー品かどうか。ブースター内蔵型などにより金額が変動します。
基本的には、ブースター内蔵の受信性能の高いデザインアンテナがお勧めです。
デザインアンテナ本体+工事費用
デザインアンテナ本体+工事費用 | 20,000円~50,000円 |
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こちらの価格は、本体を購入し業者に新規設置をお願いした場合の金額帯となります。お選びのデザインアンテナの種類や設置方法などにより金額が変動します。
新規設置のアンテナの場合にも事前にお見積りをお聞きする事も可能ですので、検討している業者などに幾つかお見積りをいただき検討してみるのが良いでしょう。
デザインアンテナ本体+BS/CSアンテナ+工事費用
デザインアンテナ本体+BS/CSアンテナ+工事費用 | 35,000円~70,000円 |
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BS/CSアンテナとデザインアンテナを一緒に設置する方法になります。
ご自宅で、BS/CSアンテナがある場合やデザインアンテナと一緒にBS/CS用のパラボラアンテナも取り付けを行いたい場合の施工方法になります。
一緒に設置する事で、配線用の穴あけなどは1ヶ所で済むなどのメリットがあります。デザインアンテナとBS/CSアンテナの設置をバラバラに依頼するよりも工数が減る為、費用が安くなるのが特徴です。
BS/CS放送も視聴したいと将来的に考えている方などは、この方法を検討してみては如何でしょうか?
デザインアンテナ豆知識「20素子」「26素子」とは?
デザインアンテナを検討されている方や、ご自身でDIYを行うと思っている方などはネットなどで検索する際に「素子」という単語を確認した事があると思います。
「素子」とは数が多くなる事で強力なアンテナですよという認識で良いでしょう。その為「素子」の数が多いアンテナ程、値段は高くなっていきます。
本来は、「素子」とは八木式アンテナの骨組の名称ですので。デザインアンテナで使用される事は間違いではあるのですが、デザインアンテナの電波強度の目安として「素子」の表示が使われているのです。
業者のお見積りを聞く際も、「素子は幾つのアンテナですか?」と聞いておく事で比較検討しやすいかと思います。
デザインアンテナの5つメリット
デザインアンテナは、多くのメリットがあります。条件を満たしている場合には、デザインアンテナをお勧めしています。
デザインアンテナを取り付ける際のメリットは、下記の5つがメリットとなります。アンテナレスキューでも、新規のアンテナを検討されているお客様にはデザインアンテナをお勧めしています。
- ① デザイン性の高さ(家の景観を損なわない)
- ② 選べるカラーバリエーション
- ③ コンパクト設計の為、扱いやすい
- ④ 天候の影響を受けづらい為、長期使用しやすい
- ⑤ 太陽光パネルに影響しない
この様なメリットがあります。
ここからは、メリットの詳細を解説していきます。
デザイン性の高さ
デザインアンテナの最大の魅力はデザイン性の高さです。
目立たないといった特性がある為、(屋根上アンテナNG地区)などでも使用できるテレビアンテナとなります。
アンテナ本体のデザイン性に加えて、配線部分などが表面に露出しない設計となっている為、コンパクトにまとまっている印象を受けます。
従来の八木式アンテナは、受信する電波が強いものほどサイズが比例して大きくなりますが、デザインアンテナは大きさいサイズでも八木式アンテナの半分以下の大きさとなります。
種類によって違いはありますが、縦60㎝×横30㎝×高さ20㎝ほどの大きさです。
選べるカラーバリエーション
基本のホワイト色以外にもブラック・ブラウン・ベージュといった複数の色があり、ご自宅の外壁にあった色を選択する事ができます。
黒の外壁のご自宅には、黒のデザインアンテナを設置する事でほとんど目立たなくなります。コンパクトな設計と選べるカラーによりお客様のご自宅にあったカテレビアンテナを設置する事が可能です。
コンパクト設計の為、扱いやすい
従来の八木式アンテナと比べると設置しやすいというメリットがあります。サイズが小さい事から、設置する場所の選択肢も多く、屋根上にワイヤーや屋根馬を設置し固定していた従来の方法から、壁面などに取り付け金具で設置できるデザインアンテナは設置難易度も下がった事で、普段からDIYなどを行っている方であれば取り付け工事を自身で行う事も可能でしょう。
天候の影響を受けづらい為、長期使用しやすい
従来の八木式テレビアンテナの寿命は、10年と言われています。
今までは屋外に設置している事で、自然の天候などの影響を多く受けていました。特に屋根上は非常に過酷な環境の為、周辺環境などや天候によっては通常の寿命より短くなってしまうケースもあります。
屋根上設置のアンテナの場合には、台風などの風の影響を多く受ける事で倒壊してしまったや折れてしまってなどで落下の危険性も出てきてしまいますがデザインアンテナの場合には、落下の危険性などは少ない事や壁面固定の場合などは風の影響によって方角が変わってしまって表示が悪くなってしまったなどの事は、ほとんどありません。
屋根裏などの室内設置も可能な事から非常に長持ちしやすく故障が少ないテレビアンテナといえるでしょう。
太陽光パネルに影響しない
太陽光パネルを屋根上に設置しているご家庭ですと、テレビアンテナを屋根裏や室内設置を行う事ができません。何故なら太陽光パネルはテレビの電波を通さないからです。
その為、八木式アンテナを設置する場合は屋根上に設置する事になります。太陽光パネルの場所などによっては、シッカリとした場所に固定できないや、強風などで倒れて太陽光パネル自体を傷つけてしまうなんて事も考えられます。
高額の機器だけに、その様な事にならないか心配になるかと思います。
ですが、デザインアンテナの場合には壁面やベランダに設置する事が可能な為、太陽光パネルがあるご家庭でも問題なくアンテナ設置を行う事ができるのです。
デザインアンテナの2つのデメリット
デザイン性以外にもメリットの多いデザインアンテナですが、デメリットもあるのでシッカリと確認を行いましょう。
ここまで多くのメリットをお伝えしてきました。ですが、デザインアンテナにもデメリットはあります。デザインアンテナの新規設置や工事を検討されている方は、メリット・デメリットを確認し総合的にみて判断する事が最善かと思います。
下記に2つのデメリットを記載していますので。
詳しく確認してみましょう。
受信できる電波の弱さ
こちらは非常に重要です。八木式アンテナは、屋根上に設置しますが受信力の強さが魅力です。デザインアンテナは、受信力が八木式アンテナに比べると弱いのです。
アンテナレスキューでは、設置を検討する前に問題なく表示できるかなどの受信電波のチェックなどを行い確認していますが。地域によっては、山や森の多い地域などは、元から受信できる電波が弱い傾向があります。その為、八木式アンテナで問題がないのでデザインアンテナに変更してみたらテレビ映りが悪くなってしまったなどになり兼ねません。
電波の受信力を増幅するブースターなどを導入する事で改善される場合もありますが、ご自身でDIY設置を検討されている方は、設置前にシッカリと受信電波のチェックを行ってみましょう。
八木式アンテナと比べて本体価格・工事費ともに割高
デザインアンテナの工事費は従来の八木式アンテナと比べると割高になっています。
デザインアンテナは、本体価格が割高な事でトータルする工事費用の値段も上がってしまうのです。
また、受信する電波が弱い事から電波増幅器のブースター設置などが必須となり、工事費用も割高になります。ですが、八木式アンテナより長持ちする傾向にある事や自然災害の影響を受けづらいといった事もトータルして考える事でデザインアンテナの方がお得なのです。
屋根上のアンテナが頻繁に故障や方角が変わってしまってお悩みの方であれば、デザインアンテナに切り替える事で、その様なお悩みは軽減されるでしょう。
デザインアンテナは、非常に優秀なテレビアンテナです。
アンテナレスキューでは、新規設置のテレビアンテナの90%がデザインアンテナを設置しており人気のテレビアンテナとなっています。
テレビアンテナを屋根上に設置できず、ケーブルテレビに加入されており月額費用がなくなれば良いなと感じている方などデザインアンテナを検討されるのが良いでしょう。
アンテナレスキューでは、関東・東海エリアでは新規設置も当日対応可能です、引っ越し後、テレビアンテナが無く映らなくてお困りの方や従来の八木式アンテナの経年劣化から新しいアンテナに切り替えを考えている方などは是非ご相談ください。
電波チェックから施工後のケアまで徹底して行う事を心掛けております。
デザインアンテナの設置を諦めない!デザインアンテナで受信感度を高める方法をご紹介!
ここまで紹介してきた様に非常に魅力的なデザインアンテナ!
ご自宅の景観や、自然災害によるトラブルも少なく優秀なテレビアンテナです。
とはいえ、弱点である受信感度の低さにより設置できないとお悩みの方もいるでしょう。
その点を補える様な設置方法から設置位置などを紹介していきます。
実はデザインアンテナ自体は、そこまで受信性能が低い訳ではない!
デザインアンテナにするとテレビの電波の受信性能が低いと思っている方も多いです。
数値だけを計測すると、八木式アンテナと大きく性能が異なる事はありません。
ですが、実際にデザインアンテナを設置した事によりテレビの映りが悪くなったや映らなくなってしまうといったトラブルも少なくないのです。
実は、この原因はデザインアンテナの設置方法にあります。
デザインアンテナは壁面アンテナともいい、ご自宅の景観を損ねない様に設計されておりご自宅の壁面に設置する事を想定されています。
その為、業者もご自宅の2階付近の壁面にデザインアンテナを設置するのです。
この高さに設置してしまう事が原因で、受信性能が落ちてしまうのです。
従来の八木式アンテナなどは、ご自宅で一番高い位置に設置し最高のパフォーマンスを発揮出来る様に設置します、この点が八木式アンテナと比べてデザインアンテナが受信性能が劣るといわれている原因になっているのです。
遮蔽障害が少ない位置に再設置する!
これは、ご自宅周りの環境にもよりますが、屋根より低い位置にアンテナを設置する事で電波の通り道にある建物などの影響を受けている可能性があります。
ビルなどの大きな建物の場合には分かりやすいのですが、庭先の木や隣のご自宅などの影響を受けてしまっているケースも考えられます。
設置位置や、方向、角度といった点を改めて考える事でより良い受信状態にもっていく事も可能です。
ご自宅の壁面ではなく、屋根上などに突き出しといった方法でデザインアンテナを設置する事も可能です。
特にカラスなどが多い地域では八木式アンテナにはカラスが来てしまうので、デザインアンテナの方が良い場合があります。
ハイトパターンを意識し設置する事で低い位置にも設置が可能!
低い位置に設置する事で受信状態が悪くなるとお伝えしましたが、高い位置に設置するだけで受信状態が良くなるかというと、必ずしもそういう訳ではありません。
電波はハイトパターンという波を打つ様な流れで送られています。
その波の様な形状の電波を最適な高さでとらえる事で、より受信性能が高まるのです。
ハイトパターンをシッカリと把握する為には、電波を測定しより強く受信できる場所を探し出す必要があります。
ハイトパターンに適していれば屋根上よりも低い位置でも、より良い電波を受信できるのです。
ただ、一般の方は電波チェッカーなどの電波測定器などお持ちではないので業者に相談し最適な場所に設置してもらうと良いでしょう。
ブースターを設置する事で、テレビ映りが安定する事も!
ブースターを設置する事でテレビ映りを安定させる事も可能です。
ブースターとは電波の増幅器なのですが、低い位置に設置しているデザインアンテナではテレビ映りが悪くなってしまっている場合などには、電波を増幅してあげる事で最適な状態にする事が出来るのです。
ただ、ここで注意点がブースターとはご自宅のアンテナで受信した電波を増幅する機器です。
受信した段階で品質の悪い電波の場合には、悪い状態の電波を増幅させてしまいノイズやテレビ映りが更に悪化してしまう場合もあるのです。
ギリギリ足りない様な状態の場合には、ブースターを設置する事では足りない電波を補い安定した状態にする事も可能なのです。
この様な事からブースターとつければデザインアンテナを設置できるという単純な話ではなく、ご自宅の電波の受信状況なども考えブースターの設置なども検討してみると良いでしょう。
下記の記事では、ブースターについて詳しく解説していますので参考にしてみてくださいね。
デザインアンテナも設置方法などをシッカリと考える事で、受信性能が悪くなってしまうといったデメリットを軽減する事が可能です。
電波が強いエリアの場合には、特に考えずとも問題ありませんが電波が弱いエリアの場合には、シッカリと数値に基づき設置を行う事で安定した視聴環境を整える事が出来るのです。
この様な事からデザインアンテナは、シッカリとした技術のある業者に依頼し設置してもらう事をオススメします。
近年、アンテナの知識が乏しい様な業者も多くなり、トラブルが多くなっているのが現状です。
技術や知識などが必要なデザインアンテナの設置工事は、技術力のあるの業者に依頼するのが良いでしょう。
アンテナレスキューでも修理以外にもアンテナの新規設置工事も行っていますのでお気軽にご相談いただければと思います。
デザインアンテナでご相談から解決策までご紹介
アンテナレスキューでは、施工前相談なども多く寄せられており。
その中で、デザインアンテナに関する相談~解決した方法などをまとめてみました。
検討されている方は、ご自身があてはまる事はないかチェックしてみるのが良いでしょう。
設置場所についてのご相談について
新築の家に新しくデザインアンテナを設置したのですが、一部のチャンネルが映らないのですがどうしてでしょうか?こちら改善する事は可能ですか?
デザインアンテナは、八木式アンテナと比べるとデザインアンテナの受信力はそれほど強くありません。
その為、電波の弱い地域でデザイン性のみを考え設置してしまうと一部映りが悪いやブロックノイズが発生してしまうといった現象があります。今回の相談者様のご自宅では、受信電波が足らずにブロックノイズが発生していました。
この様にならない様に、シッカリと工事前の電波状況を確認する必要があるのですが。以前の施工業者は、確認していなかった様です。アンテナレスキューでは、電波増幅器のブースターを導入し解決しました。今回は、ブースターを導入する事で解決しましたが、この様な場合でも改善されないご家庭の方は、八木式アンテナへの切り替えも検討してみるのが良いでしょう。
屋根裏にデザインアンテナを設置したのですが以前より映りが悪くなりました。設置した場所が原因でしょうか?
今回のご家庭では、屋根裏に設置をしている方からのご相談ですが。アンテナレスキューで調査も向かった結果、屋根や外壁の材質によって、電波が遮蔽障害(しゃへいしょうがい)を受けている事が分かりました。
ご存知ない方も多いかも知れませんが、屋根の材質でトタン屋根やバリウム鋼板の様な金属は、電波を通しにくいのです。その為、屋設置する事で、受信力が弱まってしまいテレビ映りに影響していたのです。
この場合には、電波状況を測定し壁面設置を行う事で改善されました。
屋内にデザインアンテナを設置する場合などは、シッカリとした電波状況の確認後の施工が必須となります。
自身でDIYでデザインアンテナを施工したのですが途中から分かりません。対応してもらえますか?
デザインアンテナ自体は非常にコンパクトな作りの為、ご自身でDIYで作業する事も可能です。ですが、テレビアンテナを設置する際に一番難しいのは配線関連の電気系統になります。詳しい知識を持っている方であれば問題はありませんが、壁穴に通す作業やケーブルの配線作業などは素人の方には難しいです。
ご自身で行い家の外壁に無駄に穴などあけてしまわない様に、注意しましょう。
以上が多く寄せられているご相談の一部となります。
デザインアンテナは、デザイン性ばかりに気が入ってしまい電波状況を確認しない事で通常の視聴が出来なくなってしまっては本末転倒です。
その様な事にならない為にも事前調査がキッチリ必要です。
上記には、その他の質問も下記のページで多く紹介していますので。
是非、参考にしてください。
まとめ
如何でしたでしょうか?
デザインアンテナのメリットやデメリットを詳しく解説させていただきました。
今回の記事でのポイントは、下記の4つになります。
- デザインアンテナを検討する際には電波状況の確認は必須
- デザインアンテナは天候などの災害を受けづらい
- 電波が重要になる施工の為、業者選びは慎重に
- デザインアンテナ工事の費用は割高
以上になります。
新築や新しいアンテナに変更を検討されている方には、お勧めのテレビアンテナになります。
ですが、それ以上に業者選びも重要です。せっかく割高の費用を出してデザインアンテナを施工したのに映りが悪いでは意味がありません。
アンテナレスキューでは、事前の電波状況のチェックから施工配置場所まで詳しく確認し行っています。電話での無料・お見積りやメール相談などもお受けしていますので関東・東海エリアでデザインアンテナを検討されている方はご相談ください。