夏の季節になると、どうしても増えてくる雷。
雷が発生すると、停電してしまうという事はありますが停電せずともテレビが映らなくなってしまうという事もあるのです。
特に悪天候の際には、雷が原因なのか?風などの強風が原因なのか?一時的なトラブルなのか?などが分からず困っているといった相談がアンテナレスキューにも多いです。
この記事では、雷が発生した際に起きるトラブルから対処法までを紹介していきます。
特に、雷時のトラブルの際には絶対にしてはいけない確認方法などもあるので、シッカリと確認していきましょう。
雷によって映らなくなってしまう原因とは?
夏の季節になると増えてくる雷トラブル!雷は関係ないかなと思っていても実は影響を受けてしまっている事があるのです。原因から詳しく解説していますので1つずつ見ていきましょう!
雷が発生する事によりテレビが映らなくなってしまう原因は、雷により発生する電流が原因です。雷が落ちる事により電流が、ご自宅のアンテナや電源コンセントを通して侵入しテレビやテレビ周りの機器、アンテナなどの受信設備が故障してしまうのです。
故障の症状としては、「テレビの電源はつくが急に何も映らなくなってしまった。」「テレビの電源が入らなくなってしまった。」「E202などのエラーメッセージが表示される。」「音声が出ない。」などの症状が挙げられます。
また、この故障についてはテレビやアンテナだけといった訳ではなく、コンセントに繋がっている電化製品全般で考えられます。
「雷サージ」で瞬間的に高電圧が発生し家電やなどに影響をもたらします!
雷が発生した際には、瞬間的に高電圧が発生し異常なほど大きな電流が流れます。
この電流が流れる現象を、「雷サージ」と呼びます。
雷の電流は、非常に大きいため、雷が建築物や電線などに直接落雷した場合には大きな電流が流れ自宅や電気設備に大きなダメージを与えてしまうのです。
この雷サージの影響として、ご自宅に落雷が落ちると壊れてしまうというのは一般的に皆さんが想像がつくと思いますが、ご自宅に雷が落ちていなくても影響を受けてしまう場合もあります。
落雷による電流は落雷が発生した地点から数キロの範囲に影響を与える事もあり、原因が分からず故障してしまったというケースもあるのです。雷サージが特に発生しやすい季節は、梅雨や夕立がある7月〜9月の季節に集中しています。
特に、被害が多い故障機器としてはテレビ関連の機器、通信機器などです。また、この雷サージには、「直撃雷サージ」と「誘導雷サージ」の2種類があります。
それぞれ発生要因は異なり、種類によっては対策や対処法も異なりますので特徴などを確認していきましょう。
直撃雷サージの影響
直撃雷サージとは、字面の通りに雷が直撃することをいいます。
一般的に浸透している雷が落ちるといったイメージです。建物や電柱、大きな木など高い所に落ちやすく、ご自宅の場合にはテレビアンテナなどに雷が落ちケーブルなどを伝って建物内に電流が流れ電子機器が壊れてしまうのです。
対策としては、過大な電流から守るための保護用品の開発も進んでいる様ですが、実際には直撃雷サージから保護する事は不可能と言われています。
唯一の対策としては、雷を直撃させない事になりますので避雷針などの対策を行うのが良いでしょう。
誘導雷サージの影響
誘導雷サージとは、直接の影響ではなく関節的に電流が流れる事をいいます。
分かりやすい例で考えると庭先の樹木などに落雷が落ちる事で周辺に発生する高い電圧が発生し、電線などから建物内に進入してきてしまうのです。
庭先などの近い距離でなく、雷雲間での放電などによる影響を受けてしまう事もあり、この様な現象も誘導雷サージに含まれるのです。電話線や電源線などから誘導雷サージの影響を受けてしまう事が最も多いです。
誘導雷サージの対策としては、SPD(避雷器)を取り付ける方法などがあります。
その他にも磁気を遮断する様な対策などを行う事も有効といえるでしょう。
この様に雷による影響で壊れてしまう事があるのです。
特に、テレビアンテナやテレビなどは雷の影響を受けやすく夏の季節になると映らなくなってしまったといったトラブルが多くなるのです。
テレビが急に映らなくなり原因が分からずお悩みの方はアンテナレスキューまでご相談ください。落雷によりテレビアンテナの故障などを現地調査を行い最適なご提案を致します。
現地調査・お見積り・ご相談など無料で対応していますのでお気軽にご相談いただければと思います。
雷のあとに電源が入らない・映らないなどのトラブルの対処法は?
では、ここからは実際に雷が発生した後の対処法をお伝えしていきます。
雷による故障やトラブルは多岐にわたるので、トラブルとして多い4つのケースをご紹介していきます。
テレビが映らない・電源が入らない時の対処法 (リセット操作の手順)
雷が発生した後に、「映らない」、「電源が入らない」といった症状が発生した場合には、電子機器本体をリセットする事で状況確認が可能です。
確認方法としては、下記の手順を行いましょう。
- 電子機器の電源が入っている場合には、一度電源を切ります。
- 電源を切った状態でコンセントから電源プラグを抜きます。
- 1分ほど待ってから改めて電源プラグをコンセントに差します。
- 電子機器の電源を入れて起動するか確認してみましょう。
この手順を行った後に、症状が改善される様であれば電子機器の故障ではありません。
改善されない場合には、電子機器本体の故障の可能性が高いです。
(確認時の注意点)
ただし、この方法での確認は雷がおさまってから行う様にしましょう。
雷が発生している状況で行ってしまうと、落雷により感電してしまう危険性があるためです。
確実に雷がおさまった事を確認してからリセット操作を行いましょう。
ブレーカーがおちていないかのチェック
雷が発生した際には、ブレーカーチェックも重要です。
雷によってブレーカーが落ちてしまう事で、電子機器の電源が入らないといったケースがあります。一度、電源が入らないといったトラブル発生時にはブレーカーが落ちていないかなどのチェックを行ってみましょう。
また、ブレーカーが落ちていない場合でも停電の可能性も考えられます。
ご近所の状況を確認する事で停電が発生しているか確認してみるのが良いでしょう。
ご自宅のみ停電している様な状況であれば、ブレーカーが落ちてしまっている可能性が高いです。
テレビアンテナを目視でチェックしてみよう
これは、テレビが映らないケースに該当します。
雷が発生した後からテレビが映らない様な場合には、テレビアンテナ側に不具合が発生している可能性が考えられます。雷が発生する様な悪天候の場合には、雷以外にも雨や風が発生している事が多いです。
この雨・風によりテレビアンテナが倒れてしまっている・向きが変わってしまっているケースが考えられます。雷が完全に収まってから、目視でテレビアンテナの状況を確認してみましょう。テレビアンテナが倒れていない事を確認できた場合には、正しい向きにテレビアンテナが向いているかなど確認してみましょう。
方角の簡単な確認方法としては、ご近所のテレビアンテナの向きとご自宅のテレビアンテナの向きが同じ向きになっているかなどを指標にすると分かりやすいでしょう。
全く別の向きに向いてしまっている様な場合には、強風などの影響で向きが変わってしまい正しく電波を受信できていない状態です。この様な場合には、正しい向きにアンテナを方向調整する事で改善するでしょう。
屋根上設置のテレビアンテナの場合は、雨あがりで屋根も滑りやすくなっており滑落事故に繋がってしまう可能性があるため、アンテナの専門業者に依頼すると良いでしょう。
原因が分からない時は業者にご相談
幾つか対処法をお伝えしましたが全て確認しても改善するとは限りません。
雷の影響で全ての電子機器が壊れてしまった場合には、原因も分かりやすいですが壊れてしまう機器もあれば壊れない機器もあるのです。
この様な場合には、何が原因か分からず悩む時間も増えてしまうでしょう。
アンテナが原因なのに、テレビの故障と勘違いしてしまい新しいテレビを購入しても映らないなんて事もあるのです。
この様な事にならない様に、ご自身で出来る範囲の確認を行っても解決しない様な場合にはプロの業者に相談するのが解決への近道です。
雷トラブルによりテレビが映らないといったトラブルもアンテナレスキューに相談いただければ、故障やトラブルの原因を特定し最適な修理の提案をいたします。
お見積り・ご相談・現地調査については無料で行っていますのでお気軽にご相談いただければと思います。
雷が落ちてしまいテレビが映らない時の対処法!
雷が発生してから映らなくなってしまった場合の対処法から確認方法をお伝えします!映らなくなってお悩みの方は参考にしてみてくださいね!
電気関係に詳しくない方に、落雷トラブルが発生してしまうとどうして良いのか分からず慌ててしまう事もあると思います。この様な状態で、配線などをむやみに抜き差ししてしまうと状況が悪化してしまう場合があります。
また、一番怖いケースとして屋外の保安器などを自分で触ってしまうと感電してしまい命に関わる様なトラブルに見舞われてしまうかもしれません。
では、実際に雷が落ちてしまった時にはどの様に対処していけば良いのかを手順をおって説明していきたいと思います。
雷が落ちた際の確認手順
※感電の危険性があるので完全に雷がおさまってから確認を行ってください。
①ブースターの確認をしよう
ブースターとは受信した電波の増幅器ですが、こちらの電源が落ちている・故障している可能性が考えられます。一度、電源を入れ直してみて症状が回復するか確認を行ってみましょう。ブースターが設置されていないテレビアンテナもありますが、多くの場合はブースターも設置されています。
②ブレーカーの確認
ブレーカーが落ちている場合には、他の家電も機能しません。
他の家電が機能している場合にはブレーカーの可能性はありませんが、一度確認を行ってみましょう。
③屋外のアンテナの確認
アンテナ本体の倒れや方向以外にも確認する点としてアンテナ線の断線なども考えられます。あくまで目視で確認できる部分で良いですが、方向やアンテナ本体以外にも目を向けて確認してみると良いでしょう。
テレビが映らなくなってしまった際には、この様な点を意識して確認してみると良いでしょう。1つ1つ確認する事で原因が判明し解決する場合があります。
大切なポイントとしては、焦らずに雷が収まってから1つずつ確認を行うのが良いでしょう。
雷トラブルで一番怖いのが、感電やアンテナ確認時の滑落事故などの2次災害です。
無理のない範囲内で確認してみるのが良いでしょう。
少しでも不安や危険を感じた場合には、プロの業者に相談してみてくださいね。
アンテナレスキューでも雷発生時のトラブルなどは、多く対応していますのでご相談いただければと思います。
関東エリアのみとなりますが、24時間365日受け付けておりますので急なトラブル時にも迅速に駆けつけます。雷トラブルでお悩みの方は、アンテナレスキューまでご相談ください。
落雷による影響を受けない為の対策と予防策
ここまでは雷によるトラブル対処法について解説してきましたが、ここからは雷トラブルを避ける為の事前に行っておける予防策をお伝えしていきます。
雷トラブルに見舞われる事がない様に、雷が多い7月~9月の間だけでも行っておくと効果的でしょう。予防策として効果が見込める方法を幾つか紹介していきますので1つずつ見ていきましょう。
避雷針・避雷器による雷対策
避雷針と避雷器による雷対策です。
避雷針という言葉は耳にした事がある方も少なくない筈ですが、避雷器は知らない方も多いのではないでしょう。
避雷針とは、地面と空中の電位差を緩和し、落雷の頻度を下げてリスクを減らすための対策です。落雷の際に、避雷針から地面に電流が流れる事で建物などの被害を最小限にしてくれる効果があります。もちろん、建物以外にも電子機器や人間に対しての対策にもつながるでしょう。
では、避雷器の効果について見ていきましょう。
避雷器の効果とは?
避雷針は建物や人間に対しての対策です。
当然、電子機器への影響も少なくなりますが上部でも紹介した誘導雷サージなどにより電子機器は影響を受けてしまう場合があります。
ここで紹介する避雷器とは、電子機器を守る効果があるのです。
ブレーカーに直接、避雷器を取り付けることで落雷被害の対策になります。
ブレーカーに避雷器が取り付けられている場合には落雷による高圧電流が侵入するのを防ぐ事が出来るのです。
その為、落雷による家電などの電子機器の故障を防ぐ事が出来ます。
避雷器の設置は、ご自身で行うのは難しいので専門の業者に相談してみるのが良いでしょう。
テレビのコンセントを抜いておく
もっとも簡単に出来る対策の1つとして紹介できるのが、コンセントを事前に抜いておく方法です。雷などが発生しそうな場合には、電子機器のコンセントを抜いておきましょう。
全てのコンセントを抜く事は難しいかもしれませんが、ゴロゴロと雷の音が聞こえはじめたら電子機器のコンセントを抜いておくのがおすすめです。
あわせて、ブレーカーもおとしておく事も同じく簡単な雷対策となるでしょう。
ただ、こちらの場合も雷が酷い状況でブレーカーやコンセント周りを触るのは危険ですので、事前に行える対策として行っておくと良いでしょう。
雷ガード機能がある電源タップを使用してみる
コンセントから抜いておくといった方法を紹介しましたが、近しい効果の対策として落雷によって高圧電流がコンセントから流れてくるのを防ぐ方法として雷ガードを機能がある電源タップを利用する方法も効果的です。
コンセントの間に雷ガードの電源タップを取り付ける事により落雷の際にテレビの身代わりになり守ってくれるでしょう。雷ガード機能がある電源タップを使用しておけば外出時なども安心して過ごす事ができるでしょう。
電化製品のコードを結ばない!
これは、雷の対策とまでは言えませんが普段から行っておくと良い方法として電化製品のコードを結んでまとめておく様な事はしないという事です。
コードを結んだ状態で使用していると若干電流が流れづらい状態になります。
流れにくい状態のためエネルギーが多く発生する事でコード本体が熱をもちやすくなるのです。この様な状態で落雷による大きな電流が流れると最悪の場合には、熱を持ちすぎてしまいコードから火災につながってしまう恐れもあるのです。
他の方法と組み合わせると、より効果的な方法になりますので簡単にできる対策として行ってみると良いでしょう。
事前に火災保険に加入しておく!
雷対策の1つとして、火災保険に加入しておくのも1つの方法です。
火災保険に加入したからといって雷トラブルを防げるといった訳ではありませんが、突然発生する雷トラブルも火災保険が適用され補償の範囲内になります。
仮に雷によりアンテナやテレビなどが壊れてしまった場合にも、テレビ本体やアンテナの修理費用など火災保険が適用され無料で修理できるのです。
火災保険の適用範囲はシッカリと確認しておこう!
一言に火災保険といっても、補償の範囲や補償してもらえる金額などは加入している保険により異なります。現在、加入中の方も今後加入予定の方も、どこまでが補償の範囲内なのか調べておくと良いでしょう。
下記の記事では、火災保険について詳しく解説していますので参考にしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしょうか?
7月~9月などは雷による突然のトラブルで悩まされる事が多いです。
この様な事を事前に防ぐ為に出来る対処法や、トラブル時の確認点などをお伝えしました。
この記事でのポイントは次の3つです。
- 落雷トラブル発生時は雷が完全におさまってから確認しよう
- 簡単な対処法は事前にコンセントを抜いておこう
- 雷トラブルは火災保険で補償できる!
以上が、この記事でのポイントです。
一番注意しておきたい点としては、感電などによる2次災害です。
この様な事がない様に、落ち着いてから確認だけは徹底する様にしてくださいね。
雷トラブルなどは、電気系統のトラブルになり一般の方では難しい事も多いでしょう。
幾つかの確認を行っても症状が改善しない場合には、なんらかのトラブルが発生している状態です。この様なトラブルは、知識がない方が自力で解決するのは難しいのでプロの業者に相談する様にしましょうね。
雷トラブルによりテレビが映らなくなってしまい回復しない場合などにはアンテナレスキューにご相談ください。突然のトラブルでも迅速にお伺いし解決いたします。
お見積り・ご相談・現地調査など無料で行っていますのでお気軽にご相談くださいね。