この記事では、テレビが急に映らないやテレビにノイズが出るといったテレビの視聴トラブルが発生した際には、どこにトラブルが出ているかのを確認する為にポイントを紹介しています。
突然、家中のテレビが映らなくなったといったトラブルの際にも確認しておくポイントを抑えておく事で、一時的なトラブルなのか?アンテナが故障してしまっているのかを判断する為の材料になるでしょう。
故障個所が判断できた場合に、軽い症状の場合にはご自身で修理を行う事が可能です。故障箇所が断定できない場合や、危険な作業が伴う場合には業者に依頼するという方法が正しい選択といえるでしょう。
この様な判断をする為に、この記事で抑えておきたいポイントなどを紹介していきたいと思います。
この記事を参考にしていただき故障個所の判断が出来たとしても、ご自宅の設置状況によっては高所での作業が必要になり高所での作業は非常に危険が伴います。
また、専用の測定器が無いと完全に判断出来ない場合もあり、おおよその判断材料としてもらえたらと思います。
よくある事例を紹介しています。測定器など専門の機材がないと判断できない場合があります。
高所での作業が必要になる場合があります。危険を伴う作業はプロにお任せをオススメします。
まずは、トラブルの症状を把握!高所での確認作業は危険が伴いますのでご注意を!
テレビアンテナでトラブルが発生した際には、一番大切なのは故障個所を判断する事です。
故障個所を判断する事が出来れば、修理で直す事が出来るのか?交換が必要なのか?といった判断をする事が出来ます。
まずは、アンテナ故障が疑われる際に、トラブルが多い箇所を紹介していきます。
全てが該当する訳ではありませんが、トラブル発生時には順番に確認していくと良いでしょう。
確認①:ブースターの電源が入っているか確認しよう!
まずは、ブースターの電源が入っているかの確認を行いましょう。
ブースターとは、受信した電波の増幅器です。現在、テレビアンテナが設置されている多くのご家庭ではブースターもあわせて設置されています。
テレビアンテナの故障の場合には、ブースターにトラブルが発生しているケースも多く確認は必須です。
ブースターのPL(パイロットランプ)の部分の確認を行いましょう。
PLランプには、電源部と増幅部の2種類がありますので忘れずに確認を行いましょう。
緑色に点灯 |
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PL部分が緑色に点灯している場合には、正常に電源が入っています。 |
緑色で点滅 |
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電源部から電気が届いていない。 または、受信不具合の可能性があります。 |
消灯している |
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電源部に給電されていない可能性があります。 または、ブースター本体が故障している可能性があります。 |
※ブースターの確認方法は各メーカーにより異なりますので、製品ブランドのHPを確認してみましょう。
確認②:テレビのエラーコードを確認しよう!
ある日突然テレビ画面にエラーコードが表示されてしまいテレビが一切映らなくなってしまうトラブルがあります。
この様な場合には、まずテレビの故障かなと疑ってしまう場合もありますがテレビの故障は原因の1つに過ぎません。
エラーの種類によっては、原因と対処法が異なる点に注意が必要です。
トラブルとして多く相談いただくエラーコードを紹介していきます。
エラーコード:E201 |
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E201のエラーコードは、主にアンテナレベルが下がってしまっている際に表示されるエラーコードです。 |
改善する為には、アンテナレベルを上げる必要があります。
まずは、テレビ側でケーブルとの接続部分を確認してみましょう。
アンテナ側でのトラブルの可能性もありますが、テレビ周り側でのトラブルの可能性も十分考えられます。
まずは、テレビ周りのケーブルの接続確認や繋ぎ直しを行ってみて症状が改善するか確認してみると良いでしょう。
エラーコード:E202 |
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エラーコードE202は、テレビ側へ何らかの原因で電波が届いていない状態です。 |
原因としては、E201同様にテレビ側の原因からアンテナ周りの原因まで考えられます。
悪天候の後に発生した場合には、アンテナ側の原因も考えられます。
先程と同様に、まずはテレビ周りの確認を行い症状が改善されるか見てみるのが良いでしょう。
エラーコード:E203 |
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エラーコードE203は、放送休止を示すエラーコードです。 |
本当に放送休止しているのであれば特に問題のないエラーコードなのですが、放送しているのにも関わらずE203のエラーコードが発生する場合があるのです。
この様な場合には、B-casカードの挿入確認からケーブル類の接続確認など、まずは手軽に出来るテレビ周りの確認を行ってみましょう。
確認③:アンテナの向きや角度が正しいか確認しよう!
テレビが映らないといったトラブルの中でも、多い原因の1つとしてアンテナの方角が変わってしまっているといったケースがあります。
地上波の電波であれば、テレビアンテナが少し方向が変わったぐらいでも問題なく映るのですが、BSなどの衛星放送の場合には、アンテナの角度や方向が少しズレただけでも映らなくなってしまう場合があるのです。
台風の後から映らなくなったや、大雨の後に映らなくなったといった場合には、まずはアンテナの設置状況を確認してみると良いでしょう。
ここまでは、確認出来る方法をお伝えしてきましたが完全に判断にできず原因が分からないといった事が考えられます。
特に受信状況が悪いといった際には、電波測定器などがあれば受信状況など完全に判断できますが、テレビ側の故障か分からず判断に困ってしまうでしょう。
この様な場合には、無理をせずプロの業者に相談するのも1つの手です。
アンテナレスキューでは、修理を中心に行っていますので映らないといった際には、ご相談ください。
お見積り・ご相談・現地調査は無料で行っていますのでお気軽にご相談ください。
ノイズが出る場合などは、電波不足が原因かも?
ブロックノイズの多くの原因は電波不足です。不足している電波を最適にする事で解決が見込めますよ!
アナログ放送時代は、ノイズが発生するという事は珍しい事ではありませんでしたが、地上波に完全移行してからはノイズが発生するという事は珍しい減少になりました。
地上波で発生するノイズの原因は、ブロックノイズと呼ばれます。
このブロックノイズの原因は、受信レベルが低下している際に発生します。
簡単に言えば、テレビが綺麗に表示される状態まで電波が足りていないという事です。
この状態が更に悪化してしまうと、ノイズではなく完全に映らなくなってしまうのです。電波不足になってしまう原因はアンテナケーブルの接続不良からアンテナの方向が変わってしまっているなど多くの原因があります。
ただ、1つ言える事は完全に映らない訳ではなく電波が足りていない状態という事です。トラブル状態として軽い症状です。
今まで綺麗に映っていたのに急にノイズが出る様になるという事がありますが、この様な場合は天候が悪い、またはアンテナの方向が変わってしまっているといった事が考えられるでしょう。
ブースターが取り付けられている場合には、ブースターが原因の可能性も!?
電波が少ない事でノイズが発生していると解説しましたが、電波が強すぎる事でノイズが発生してしまうケースもあります。
ご自宅から電波塔が近く十分に足りている電波をブースターなどにより増幅させてしまうと逆にテレビの映りが悪くなってしまう事があるのです。
受信する電波は、弱すぎても強すぎてもダメなのです。
アンテナが曲がった・折れた場合は?
テレビアンテナが経年劣化や悪天候などで折れてしまう・曲がってしまうというケースがあります。この様な場合には、曲がってしまった事で適切な方向や角度にテレビアンテナが向いていない状態になります。
そのため、受信状態が悪くなってしまうのです。
テレビアンテナが曲がっている、折れているといった症状を発見した場合には電波不足の原因は、アンテナ本体に問題があるという事になります。
新しいテレビアンテナに交換するのが最適解です!
曲がっているや、折れているテレビアンテナを無理に直そうとするよりも新しくテレビアンテナを購入してしまった方が良いでしょう。
曲がってしまったや折れてしまったアンテナは、劣化がしてしまっており同じ様な症状が発生してしまう可能性があります。
この様な事が無いように、新しいテレビアンテナに交換する事をお奨めしています。
倒れたアンテナなどは、たとえ使用できたとしても傷などから劣化しやすい状態になっています!
テレビアンテナが完全に倒れてしまった際には、立て直しなどでそのまま使用するのはオススメできません。
何故なら倒れた際に、テレビアンテナが損傷している可能性があるからです。
テレビアンテナなどは傷がついてしまうと防錆効果がなくなってしまい、傷の部分から錆びが広がってしまいます。
ご自宅ともつながっている為、ご自宅の壁面に錆びが広がり腐食してしまう事があるのです。
倒れても傷がないという確認が出来ている場合には、そのまま使用しても構いませんが倒れた際には、新しいテレビアンテナに交換するのが良いでしょう。
アンテナが曲がってしまったや折れてしまった際には、経験のない方が対応するのは作業難易度が高いです。
高所での作業も必要となり非常に危険です。
アンテナの交換や立て直しの作業などは、無理をせずプロに依頼するのが良いでしょう。
アンテナレスキューにご相談いただければ迅速にお伺い致しますのでお気軽にご相談ください。
アンテナの向きが変わってしまっている場合は?
方向調整⇒テレビの表示確認。こちらの作業を繰り返す事で適切な位置に設定できますよ。
テレビアンテナの向きが変わってしまった事が確認できた場合には、アンテナ本体を本来の正しい方向や角度に設定する事で受信状態の低下を改善する事が出来るでしょう。
電波塔もしくは衛星まで向きや方角まで正しい位置に固定しよう!
まずは、アンテナの方向が変わってしまっている事が発見できた場合には正しい方向に向けましょう。
方向が変わってしまっているかを確認する簡易的な方法として、近所のテレビアンテナの方向とご自宅のテレビアンテナの方向が合っているか確認するのが良いでしょう。
ご近所の場合には、同じ電波塔に向けている事がほとんどです。
目視で簡単に判断できる為、行ってみると良いでしょう。
スマホアプリで電波塔の方向を調べる事も可能です
近所のアンテナと比較できない場合や、正確な方向を知りたい場合にはスマホアプリを使用して調べる事も可能です。
アンドロイドの場合には、「テレビアンテナ」というスマホアプリを。
IOSの場合には、「BSコンパス」というアプリを利用してみると良いでしょう。
現在地から一番近くの正しい電波塔を調べる事ができます。
こちらのアプリを利用しアンテナ方向などを正しい位置に向ける事ができるのでオススメの方法です。
絶対に無理はしない!心配な場合には業者に依頼しよう!
ここまで、原因の判断方法からアンテナ方向の調整方法などお伝えしましたが。
アンテナ修理のプロから1つだけ言える事として、絶対に無理はしないという事です。
プロがアンテナ修理をする場合には、簡単な作業以外では2人体制で作業する事がほとんどです。
一般の方が日曜大工気分で1人で作業する事は、非常に危険です。
アンテナ本体を扱う作業や、高所での作業の際には2人体制で作業に望む様にしてください。
1人が作業を行い、もう1人がサポートする様な形です。
アンテナ修理はアンテナレスキューにお任せください!
ここまでトラブルの原因や修理方法までお伝えしてきましたが原因がハッキリと分からない場合や、危険かなと感じた場合にはアンテナレスキューにお任せください。
ご自身で修理対応が出来た場合には、修理費用を節約する事が出来ますが落下事故などを起こしてしまった場合には、大きな事故に繋がってしまい節約といった話ではありません。
少しでも心配に感じた際には、プロにお任せするのが良いでしょう。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
急なテレビトラブルが発生した際には、まずはテレビ周りの確認を行い改善されるか確認してみましょう。
いつの間にかケーブルが緩んでいた為に、映りが悪くなっていたなんてケースもあるのです。
この記事でのポイントは次の3つです。
- 故障個所がハッキリするまで調べてみよう
- アンテナの方向確認はアプリを利用しよう
- 高所での作業は危険です!2人体制で作業をしましょう
以上がポイントです。
アンテナ修理は軽度な症状の場合には、知識がある方であれば対応可能です。
とはいえ電気系統の難しい作業や、ご自宅の受信状況をハッキリと把握する為には専用の機材も必要です。
無理はせず出来る範囲で行ってみる事をお奨めします。
少しでも心配だなと感じた際には、プロの業者に相談しましょう。
アンテナレスキューは、修理を中心に行っていますので現地調査に赴き最適な修理を提案させていただきます。
業者選びに迷った際にはご相談いただければと思います。
テレビの視聴トラブルはスグに解決して楽しいテレビライフを送りましょう!