ご自宅でテレビを視聴する際には、幾つかのチャンネルがあります。
その中から、ご自身で視聴したい番組を選んで視聴しているかと思います。
チャンネルは、住んでいるエリアにより異なりますが、「NHKだけ映りが悪いや。」「フジテレビだけ映らない。」などといったトラブルがあります。
この様な時には、「故障が原因なのか?」「アンテナの問題なのか?」「接続が出来ていないのか?」など判断するのは難しいと思います。
実際に原因は、電波不足が要因になっている事や、案外単純な事が原因だったりもするのです。この記事では、この様なお悩みを抱えている方の為に、ご自身で試す事が出来る改善方法からトラブルの原因まで詳しく解説していきます。
色々、原因を探してみたけど改善されず困っているなんて方は、下記の電話番号にご連絡ください。
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一部のチャンネルだけ映りが悪くなる原因とは?
まず、一部のチャンネルだけが映らない場合の原因としてお伝えしておく事として、テレビアンテナが壊れてしまえば全てのチャンネルが映らなくなるという事です。
フジテレビは、映るがTBSだけ映らないといった際には、アンテナ本体が壊れてはいないという事です。ですが、ここで勘違いしてはいけないのが地上デジタル放送と衛星放送の存在です。
それぞれ、別のテレビアンテナで受信しているのでBS/CSは映るが地上波は映らないといった際には、地デジアンテナが故障していると考えるのが良いでしょう。
では、何故一部のチャネルだけ映らなくなるのか原因を順番に説明していきます。
チャンネルによって受信レベルには差がある
分かりやすい例として、いつも皆様がご覧になっている地上波を例にお話していきます。
地デジ放送には、NHK・TBS・フジテレビなど多くのチャンネルが存在しています。
全国の多くの地域で、同じ電波塔から発信されている電波を受信しているのです。
受信する電波は、どのチャンネルも同じだと思っている方も多いと思いますが実は、少しずつですが送信される際のレベルに差があるのです。
また、送信される電波のレベル以外にもチャンネルによって使用している電波の周波数などは異なります。
この周波数には高さを表す数値があるのですが、この数値が高いほどレベルの落ち方が大きくなる性質を持っており、電波の中継局などの送信所からご自宅のアンテナに電波が届くまでに少しずつ電波のレベルが落ちていっているのです。
この、レベルが落ちる際にも周波数の数値が高いほどレベルの落ち方が大きくなっていくのです。
また、ご自宅に届くまでの間にも障害物などの関係で影響を受ける為に、チャンネルにより少しずつレベルが変わってきてしまうのです。
ですが、この様に差があるといっても数db程度の差なので、本来は映らなくなるなど視聴に大きな影響をあたえる事は稀です。
電波の受信レベルが低くギリギリの状態で視聴している状態にある
数db程度の差では、影響は少ないとお伝えしましたが受信しているアンテナレベルがギリギリの状態にあった場合には、話は別です。
地デジ放送は、電波を一定のレベルで受信していれば綺麗に視聴する事が可能です。ですが、ある一定の数値を下回った場合には、全く映らなくなってしまう事があるのです。
本来、ギリギリの状態の場合にはブロックノイズなどのモザイクの様な状態になってしまいますが、それよりも低いレベルで受信している場合は映らなくなってしまいます。
特に降雨時などには、受信する電波が弱まってしまう事で一部のチャンネルだけ映らなくなってしまうのです。
電波塔からの送信される電波の強弱でもテレビ映りに影響をがでる事も!
地上波放送は、さまざまな送信所から電波が送られています。
同じ方向にある送信所からの電波でも、電波の強さが異なる事でアンテナレベルが一定の数値を下回ってしまう事があるのです。
方向が違う別の送信所からの例
別の送信所から受信している際には、方向が正しくないケースもあり受信レベルが落ちてしまうのです。
方向が同じ別の送信所からの例
同じ方向の送信所から送信されている電波でも、送信所との距離はそれぞれ異なる事で、受信するアンテナレベルに影響が出てしまう場合があります。
この様な場合にも、特定のチャンネルだけ映らないといったトラブルが発生する事があります。
同じ送信所から送信される例
同じ送信所から送信されている場合にも、チャンネルによって送信されてる電波の強弱があります。この様な場合にも一部のチャンネルだけ映りが悪い事があります。
電波の送信環境が変化した際にも映らない時もある
ここまでは、アンテナレベルが弱い時に映らなくなるケースを紹介していましたが。
テレビやレコーダーなどの地デジ放送受信器は、テレビ電波の送信環境が変化した場合には、特定のチャンネルだけ映らなくなる事があります。
この様な場合には、製品のメニュー操作を行い「チャンネルスキャン」を行う事で改善されます。レコーダーなどの録画機は「チャンネルスキャン」を行った後に録画を行う事が出来る様になります。
チャンネルスキャンの方法などは、各メーカーにより異なりますので説明書で確認しつつ進めてみると良いでしょう。この記事でも、チャンネルスキャン方法を記載していますので参考にしてみてくださいね。
全てのチャンネルを正常に視聴したい際には?
業者に相談する前に、事前にご自身で出来る様な事は行ってみましょう。あっさりと解決するかも知れませんよ!
特定のチャンネルが映らない原因について詳しく原因を解説してきましたが、ここからは実際の改善方法をお伝えしていきます。
特定のチャンネルが映らない原因は多くあり、必ずしも改善する訳ではありませんが電波不足が原因で映らない様な際には、効果がある筈です。
では、改善策を1つずつ見ていきましょう。
ブースターを設置し受信レベルを上げよう
まずは、ブースターを設置する方法のご紹介です。
ブースターとは、一般の方であれば知らない方がほとんどかと思いますが、受信した電波の増幅器です。
テレビの電波は、各部屋に分配する際やアンテナからテレビまでのケーブルの長さなどにより減衰する性質があります。
これは、受信する電波にも同じ事がいえます。
特定のチャンネルが映らないといったケースでは、特定のチャンネルの電波が一定量に足りていない事で起きてしまう事が多い為、この足りていない分の電波を視聴できる数値まで増幅するといった方法になります。
下記の記事では、ブースターについて詳しく解説していますので気になる方は参考にしてみてくださいね。
ブースター(電波増幅器)を設置すればキレイに映るのか?
ブースターは、テレビ信号を増幅する働きがあります。
その為、ギリギリの状態で映らないといった際にはブースターを使用する事で改善に見込まれます。
万能の様に聞こえるブースターですが、基本的には信号損失を補う為の機器です。
少し難しいお話ですが、受信している信号品質自体が悪ければ、悪い状態の電波をそのまま増幅してしまうのです。入力された信号の品質がノイズ交じりの様な場合には、ノイズも一緒に増幅してしまい、かえって映りが悪くなってしまう事があります。
この信号品質を補う為には、高性能なテレビアンテナに変える・アンテナの設置場所を高い場所にするなどを行う事が必要になります。
ブースター(電波増幅器)の注意点は?
ブースターを使用する事で信号レベルを上げる事が可能です。
ですが、CN比(信号品質)は改善する事が出来ません。
この様な特徴があるので、信号レベルが低すぎる場合にはブースターを設置するだけでは解決できないのです。また、強電界地域などで強すぎる信号を増幅させてしまうと、信号が歪んでしまい障害が発生してしまう為に、効果がないでしょう。
設置しているテレビアンテナを再検討
改善方法として、ブースターを紹介させていただきましたがブースターでは信号品質を改善する事は出来ません。
その為、ブースターとあわせてテレビアンテナの設置場所や機能なども再検討すると良いでしょう。
近年は、テレビアンテナにもデザイン性が求められる時代になりました。
この様な事から、ご自宅の壁面や屋根裏にテレビアンテナを設置するといった事例が増えています。
デザインアンテナや特殊な場所に設置するテレビアンテナは通常のアンテナと比べ受信力が弱く影響が出ている可能性があります。
十分に電波が足りている様なご自宅や地域であれば問題ないのですが電波が弱いや遮蔽障害がある様な場合は、低い位置や受信し辛い位置にテレビアンテナを設置してしまう事で信号品質が悪くなる事があります。
シッカリと電波測定を行ってくれる様なプロのアンテナ業者であれば、電波測定などを行い設置してくれると思いますが、新築のご自宅などは建設の際にハウスメーカーにテレビアンテナを設置してもらったなどの際などは、デザイン性ばかりを考え十分に電波を受信出来ていない事があるのです。
この様な場合には、ブースターで増幅しても改善されないのでテレビアンテナから見直す必要があります。
受信性能の高いアンテナに切り替える事で改善
受信性能が良いテレビアンテナと言えば、八木式アンテナです。
素子がついており、魚の骨の様な形状をしています。基本的には屋根上に設置され、一番受信性能が良いと言われています。
現在、デザインアンテナなどを使用している、又は屋根裏など受信環境が悪い所にアンテナを設置している際には、設置場所やアンテナ本体を切り替える事で信号品質を改善できます。
テレビアンテナの設置場所を変えてみる
ま高性能なテレビアンテナを使用していた場合でもご自宅周りに高い建物などが出来た際や、大きな木などが生えている場合には、遮蔽障害(しゃへいしょうがい)で電波を遮ってしまっている可能性があります。
この様な場合には、受信し辛い電波塔などを意識し設置場所を変更する事で改善されます。
ただ、曖昧に設置場所を変えても更に悪影響が出てしまう可能性があるので、この様な設置場所の相談などはプロのアンテナ業者に相談する様にしましょう。
電波チェッカーを使用しご自宅内で電波が一番良い場所に設置してくれるでしょう。
アンテナ機器が老朽化しているので受信性能が落ちている可能性も
今までは、問題なく映っていたのに急に特定のチャンネルの映りが悪くなったというケースの場合は、アンテナ機器でトラブルが発生している可能性があります。
アンテナ本体は、頑丈に出来ている為に壊れる事は少ないですが、アンテナ周りの機器やケーブルなどは経年劣化でテレビ映りに悪影響を与えているケースがあります。
ケーブルとアンテナの接続部分などは、湿気や水滴で錆びなどが発生する事があります。本来、この様な場所は防水加工をシッカリとしてあるのですが、劣化により防水効果がなくなり錆びにより腐食してしまう事があるのです。
雨が降っている時や気温が低い時にだけ映りが悪くなるなど、天候により影響が出る事が多いです。
とは言え、ご自身で原因と特定するのは非常に難しいケースなのでプロの業者に相談するのが良いでしょう。
テレビ側での設定を再確認してみる
アンテナ側での設置や調整については、技術と知識が必要となりますのでご自身で対応する事は難しいと思います。ですが、急に映らなくなったといったトラブルの際にはご自身で解決出来る様な軽度のトラブルの可能性もあります。
まずは、業者に相談をする前にここで紹介する方法を行ってみてください。
軽度のトラブルの場合は解決する事があります。
チャンネルスキャンをおこなって改善されるかの確認
受信に問題がある際には、チャンネルスキャンを行う事で改善される事があります。
チャンネルスキャンは、ご使用のテレビで行う事が出来るので一度おこなってみましょう。
詳しい方法は、テレビのメーカーや型式により異なりますのでご使用のテレビの説明書、又は公式HPなどを確認してみましょう。
チャンネルスキャンの方法「SONY 2010年モデル – 2020年モデル」
方法の例として、一部紹介します。
SONY 2010年モデル – 2020年モデルの設定方法です。
- リモコンの「ホーム」ボタンから画面上の、「設定」を選びます。
- 放送受信設定を選び、「決定」ボタンを押してください。
- 「デジタル放送受信」を選び「決定」を押してください。
- 「地域設置」を選び、「決定」を押してください。
- 地域(県域)が一覧表示されるのでお住まいの地域を選択してください。
- 「地域設定(郵便番号)」の入力欄が表示されるのでお住まいの地域を設定してください。
- 「地上デジタル:自動チャンネル設定」を選び「決定」を押してください。
- 「初期スキャン」又は「再スキャン」を選び「決定」を押してください。
- スキャンが正常に終了すると取得した放送局が表示されます。
- リモコンから「地デジ」を選択し表示を確認してみてください。
地上アッテネーターを設定する
アッテネーターとは、強くなりすぎた電波を適切な数値へ減衰する機器・機能の事です。
ここまでは、電波が不足しているケースを御伝えしましたが、稀に強すぎる事で映りが悪くなっている事があります。テレビ側の機能で「地上アッテネーター」ー「入」に変更する事で機能します。
この機能は、搭載されていないテレビもありますので説明書など確認してみるのが良いでしょう。
テレビ側で機能がなくとも、アンテナ機器として後付けする事も可能です。
電波が強すぎるといった場合には、アンテナ業者に相談すると良いでしょう。
B-CASカードの端子部分の清掃を行う
B-CASカードが抜けていないかの確認は勿論の事ですが、B-CASカードの接続部分の清掃を行いましょう。
テレビに挿入されているB-CASカードを一度抜いて端子部の清掃を行ってみましょう。
※B-CASカードには挿入向きなどもあるので間違った方向や向きで挿入しない様にご注意ください。
正常にB-CASカードが認識されていない場合にはエラーコードもテレビ側に表示される筈です。
エラーコードが出ている際には、内容に沿った対応が必要です。
下記のページでは、テレビに表示されるエラーコードについて詳しく解説していますので参考にしてみてください。
対処法を行ってみたが、それでも映らない時には?
まずは、テレビアンテナのプロに相談してみましょう。ご自宅内の電波の強さを知る事で改善できるかもしれません。
ご自身で色々とためしてはみたが、どうしても解決しないといった際には、解決策としては2パターンあります。ご自宅の状況によって、どちら良いなどは異なるとは思いますが、参考にしてみてください。
光テレビやケーブルテレビを検討してみる
ご自宅周りの電波環境によっては、プロの業者でも対応が難しい場合があります。
地上波放送に移行してからは、その様な事は少なくなりましたが一部の山間部などでは現在でも映らないといった事もあります。
この様な際には、テレビアンテナでの視聴を諦めてケーブルテレビ・光テレビといった視聴方法を取るのも1つの選択肢です。
1度設置してしまえば、基本的にはランニングコストが掛からないテレビアンテナと比べ、毎月のランニングコストが掛かる視聴方法にはなりますが検討してみると良いでしょう。
安心して任せる事ができる業者に依頼しよう
ご自身で、ブースターの設置・アンテナの設置場所などを分かる限り対応してもテレビ映りが改善しないといった際には、プロに相談するのが良いでしょう。
テレビアンテナの新規設置などは、やり方さえ分かれば普段からDIYなどを行っている様な方であれば出来ない事はないと思います。ですが、テレビが映らないといったトラブル関連に関しては、熟練の技術と知識と経験が必要です。
また、アンテナ業者によっては新規設置などは出来るが修理などは出来ないといった業者も少なくありません。アンテナを対応してくれる業者もりフォームなどにあわせテレビアンテナも対応しますよといったマルチな業者と、アンテナ専門の業者と様々です。
この様な特定のチャンネルだけ映らないといったケースは、修理の中でも難易度は高いです。
こういった内容の修理は、アンテナ専門の業者に依頼すると良いでしょう。
アンテナレスキューは、テレビアンテナの事から新規工事から修理まで幅広く対応しています。基本的には、スグに修理にお伺いするをモットーにしていますのでテレビ映りなどの改善など修理の事ならお任せください。
対応エリアは、関東エリア・東海エリアのみとなっていますがご相談いただけましたら迅速にお伺い致します。
まとめ
如何でしょうか?
少し複雑なお話で分かり辛いという方もいるでしょう。
そんな方は、深く考えずにテレビ周りの確認だけでも行ってみると良いでしょう。
この記事でのポイントは、次の3つです。
- テレビアンテナの性能を良いものに変更する
- テレビアンテナの設置場所を変更する
- チャンネルスキャンなどのテレビ側の設定を行う
以上です。
一部のチャンネルだけ映らないといったケースは主に電波不足からくる事がほとんどですが、原因は多くあり特定するのはプロでも難しいです。
業者に依頼しても改善されずに困っているなんて方はアンテナレスキューまでご相談ください。
対応エリアは、関東エリア・東海エリアのみとなっておりますが、テレビアンテナのプロが担当させていただきます。
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是非、お気軽にご相談ください。