夏の季節になると、大きな音に稲光を発生する雷。
急に大きな音が鳴るからビックリするので苦手な方も多いのではないでしょうか?
また、雷のイメージは高所などの高い部分に落ちる事が多いのでご自宅にテレビアンテナなどを設置している方は、テレビアンテナに雷が落ちないかなと心配される方もいると思います。
ですが、実際にはテレビアンテナに雷が落ちやすいといったイメージは誤解なんです。
実際に、雷が落ちる際には近所にある電信柱などに落ちる事がほとんどで、アンテナに直撃したといったお話は、長くアンテナ業者に身を置いていますが1度しか聞いた事がありません。
その1度の落雷が落ちたご自宅の場合は、山の上で隣接する建物がなく電柱より高い位置にあるご家庭でした。この様な状況が重なってしまうと、テレビアンテナ本体に落雷が落ちるといった事も考えられます。
稀なケースだとしても、ご自宅に雷が落ちるなんて考えたら怖いお話です。
その様な事がない様に、この記事では雷対策から雷でテレビが映らなくなってしまった際に故障したのかなどの確認方法など詳しく解説していきたいと思います。
雷が鳴ってからテレビが映らなくて困っているなんて方は、下記の番号にお電話いただけましたら関東エリア・東海エリアであれば迅速にお伺いし修理を行います。
では、雷がご自宅やアンテナに及ぼす影響について詳しく見ていきましょう。
ご自宅やアンテナへの雷の影響は?
上部でもご説明しましたが、雷がテレビアンテナ本体に落ちる事は稀です。
実際に、アンテナ本体に落雷があった際には、アンテナ本体は飛び散り、ポールなどは丸焦げになってしまうでしょう。
実際には、この様な事はほとんどありません。
しかし、雷が多い夏場の季節などはアンテナの故障が多発するのです。
その様な事から、雷がテレビアンテナに落ちているのではないかと思われる方も多いのかも知れません。
何故、雷が発生するとアンテナの故障が多くなるのかには大きな理由があります。この理由を詳しく見ていきましょう。
誤解が多い雷とアンテナの関係性
雷が発生している際には、落雷が落ちて停電してしまったなんて経験があるかと思います。実際には、この停電は電柱に雷が落ちる事で発生しています。
当然、ご自宅内に高い木や高い場所にテレビアンテナを設置されている場合には雷が落ちる可能性はありますが、ほとんどのケースとして電信柱に落ちています。
近隣の電信柱に落雷が落ちた時に、コンセントなどから高電圧の電流が逆流してしまう事があります。
この際に、細いケーブルなどを使用している同軸ケーブルや、ご自宅のインターフォン、モデムなどが故障してしまう可能性があるのです。
この様な逆流現象が起きるとテレビアンテナにも影響が出てしまいアンテナ本体は使えるがアンテナ周りの機器が故障してしまうのです。特にブースターと呼ばれる電波増幅器などは、後述しますが雷などに弱い作りをしているので壊れてしまうのです。
「雷で壊れてしまうからテレビアンテナの設置場所は、どうしよう…。」などの相談を受ける事があるのですが、この様な認識も間違っているのです。雷が発生している際の対策としては、電化製品のコンセントを抜いておくといった対策がベストな方法なのです。
雷被害には種類があるの知っていましたか?2種類の雷被害の特徴を解説!
雷被害にはパターンがあり、それぞれの対策が異なります。この記事では、雷被害の大半を占める誘導雷についての対策を解説していますよ!
雷の被害には、2種類の被害があります。
落雷時に、高電圧が発生する事で被害が起きる事から発生する雷被害が大半です。
それぞれの被害対策として、どの様な方法があるかや、どの様な特徴があるのかなど詳しく見ていきましょう。
直撃雷の被害について
1つ目に紹介する雷の種類として、「直撃雷」です。
直撃雷とは、これは深く説明するまでもありませんが字面の如く、雷が直撃する事です。ご自宅の場合でしたら、一番高い位置に設置してあるテレビアンテナ部分になります。雷の威力は、時間としては短いですが、最大で10億ボルトになり、摂氏3万度の高熱を発します。
太陽表面の温度が5500度である事を考えたら6倍相当になり、この温度により加熱された大気が膨張し衝撃波が生まれます。この衝撃波が轟音と共に稲光を発生するのです。
雷がテレビアンテナに直撃すると、直撃したテレビアンテナは勿論の事、アンテナ以外にもコンセントなど電気が通っている電界製品の殆どが被害を受けます。
その中でも特に壊れやすいのが、テレビ、インターフォン、給湯スイッチなどが壊れてしまう事が多いです。実際に雷が落ちた後には、電化製品などの電気が通っているモノは止まってしまうのです。
ここで小ネタとして、雷が落ちる確率を知っていますか?
雷が発生している季節などは、あちこちで雷が落ちている様に感じるかと思いますが、そのほとんどが木や電柱・鉄塔などの高い建物などに落雷します。その為、ご自宅などの一軒家に直撃する確率は、1000万分の1の確率だそうです。
この確率は、宝くじの1等に当選する確率と同等の確率です。
この様な確率なので、実際に直撃雷の対策をするかは費用対効果があるかと言えば難しい所です。
ただ、近隣に高い建物や木などがなくご自宅のテレビアンテナが一番高い位置にある場合には、注意が必要です。避雷針などの対策は考えておくと良いでしょう。
誘導雷の被害について
では、次に誘導雷の被害を見ていきましょう。
実は、ほとんどの雷の被害はこの誘導雷の被害なんです。
この雷被害は、実際に雷がご自宅に直撃する様な被害ではありません。近くに落ちた雷によって電磁誘導が起こり、電線や電話線などに高電圧や高電流が流れる被害の事です。
この流れこんだ高電圧や高電流によってご自宅の電界製品などが壊れてしまうなどのケースが多いのです。今まで近くで雷が発生していた際などに、ブレーカーが落ちて停電したなんて経験はありませんか?
ご自宅のブレーカーが落ちるのは、誘導雷によって安全ブレーカーが作動しておきる停電なのです。その後に、ブレーカーをあげると電気などはつくのにテレビだけ映らなくなってしまったなんて事があります。
これは、誘導雷によってブースターが故障してしまったという事です。
一般の方は知らない方がほとんどかと思いますが、ブースターは雷に弱い作りになっており、誘導雷が発生した際には壊れてしまう事も多いです。ブースターは、通常の電波を増幅させるといった役割以外にも、落雷時などにはブースターが壊れる事で、その先に電気を流さないといったブレーキの様な役目にもなっています。この様な事からブースターは、雷に弱い作りになっており、雷の後からテレビが映らなくなってしまった際には、一番最初にブースターを疑った方が良いでしょう。
唯一、壊れやすい機器といっても良いでしょう。
この様に、雷によるりテレビが映らないなどの被害は多くあります。
ブースター関連からテレビに至るまで故障個所を把握するのが難しいでしょう。
ご自宅全てのテレビが映らなくなってしまった際などは、ブースター側の故障の可能性が高いです。実際に、ブースターは電気系統という事もあり、ご自身で修理や交換を行うという事は難しいです。
この様な時には、無理をせずアンテナ業者に相談をする様にしましょう。
業者によっては、無料で調査などを行ってくれる業者にあります。
アンテナレスキューも、故障が疑われる際の現地調査は無料で行っています。現地で機材の状態など詳しく確認し、最適な提案を致します。
雷の後からテレビが映らなくて困っているなんて方は、是非アンテナレスキューまでご相談ください。ご相談していただいた当日対応も可能です。
24h365日に受け付けておりますので、お電話または相談フォームからお気軽にご連絡ください。
雷によってテレビやアンテナが故障してしまったかの判断方法と雷対策
雷の後にテレビが映らなくなってしまった時などは、映らないだけであって故障はしていなかったなどのパターンも多いです。
この際などに焦ってしまって、新しいテレビを購入してしまったや、修理業者を依頼してしまって故障していなかったなどがない様に事前に故障の疑いが強いかなど判断出来る様に確認方法を説明します。
雷のあとに、テレビやレコーダーなどの電源が入らなくなってしまったり映像が映らなくなってしまった際には、テレビ本体やアンテナ周りの機器が雷の影響をうけている可能性があります。
- 映像が全く映らない
- 放送が受信できなくなりE201・E202などのエラーコードが表示されている
- 電源が入らなくなってしまった
- 電源ランプなどの点滅して起動できない
この様な症状が出ている場合には、停電による一時的な不具合の可能性があります。
テレビやレコーダーのリセットを行う事で改善する可能性がありますので是非、試してみましょう。
雷の際にテレビが映らなくなったばかりの作業は危険です。
リセット操作を行う際には、完全に雷が過ぎ去った後に作業を行ってください。
雷がおさまる前に作業を進めてしまうと落雷による感電などの危険性があります。雷が発生している際には、アンテナ線や電源プラグなどは触らない様にしましょう。
テレビ・レコーダーのリセット方法
- テレビやレコーダーの電源が入っている場合はリモコンの電源ボタンを押してきりましょう。
- 電源プラグをコンセントから抜いてください。
- コンセントから抜いてから数分待ち、再度コンセントを接続してください。
- リモコンなどから電源を入れてみてください。
以上が、リセット方法となります。
実際に軽度のトラブルの場合には、この様に再起動を行う事で改善する場合があります。リセット方法を行った後に、テレビのリモコンからチャンネル設定も行ってみましょう。
各テレビメーカにより、設定方法は異なりますが基本的には「設定」⇒「視聴設定」⇒「チャンネル設定」⇒「地上波チャンネル設定」などの流れを行ってください。
チャンネル設定や、テレビの再起動を行っても全く改善されない時には、アンテナ周りの故障の可能性が高いです。テレビアンテナの故障を判断するのは一般の方では難しいので専門の業者などに相談する様にしましょう。
間違った認識が多い雷対策!正しい雷対策を確認しよう!
ここからは、雷が発生した際に故障などが起きない様に対策をご紹介していきます。間違った対策をされている方も多く、シッカリと確認しておきましょう。
この記事の雷の種類でもお伝えしましたが、雷被害の多くは誘導雷です。
特にパソコンやIT機器やテレビといったデジタル機器は半導体や基盤などが繊細な為に壊れてしまう事が多いです。
逆にストーブや照明器具といった多くの電力エネルギーを使用する様な機器は、丈夫に作られている事から壊れにくいと言われています。
特に値段の高いIT機器だけ壊れやすいというのは困ったものですね。
実際に、雷被害は皆様が思っている以上に多く発生しており、一部の例として平成29年度の横浜市では水漏れに次ぐ多さで戸建てなどに被害が集中していた様です。
夏の季節しかない雷被害が水漏れに次ぐ順位にいるという事は、どれだけ被害が多いかという事が分かっていただけるかと思います。この様に雷被害は、他人事ではないのです。
ですが、雷自体を防ぐ事はできないので、テレビアンテナやアンテナ機器、家電などが壊れない様に事前に出来る対策は行っておきましょう。
対策① コンセントを抜いておく
雷が発生した際には、テレビ・パソコンといった機器のコンセントを抜いておきましょう。電流が流れる為の、コンセント本体が繋がっていなければ逆電流を起こす事はありません。
雷が酷くなってからは、コンセントには触らない様にしましょう。
感電の恐れがあり危険です。事前に、天気が悪くなると分かる様な時には抜いておく様にしましょう。
対策② 雷対策機器を取り付けておく
先程、電源を抜いておくと説明しましたが実際にテレビアンテナのブースターや冷蔵庫・照明などはコンセントを抜いておく事が難しいと思います。
この様な機器には、異常高圧電流を遮断する「避雷器」を取り付けておく事で雷の電流が逆流する事を防ぐ事ができます。
「サージプロテクター」「サージアレクター」「サージアブソーバー」などと呼ばれる避雷器は電源タップに内臓されている様なモノから、テーブルタップでスイッチ式で切り替え可能なモノまであります。
家電量販店や、電気屋などで購入する事も出来るので気になる方は調べてみるのが良いでしょう。
対策③ ブレーカーを落としてしまう
この方法は、ご自宅にいる際に電気を使用できなくなってしまうので難しいご自宅も多いとは思いますが、主幹ブレーカーを落としておく事で電界製品からアンテナ機器に至るまで高電圧や高電流が逆流するのを防ぐ事が出来ます。
主幹ブレーカーの後ろに、ナイフスイッチが設置されている際にはそちらも切っておく事で、より強い効果があるでしょう。
この様に、雷の影響を防ぐ為には電気を通さない様にする事が初歩的な方法です。ですが、雷などが発生するのは自然災害の一部の為に完全に予想する事は出来ません。
対策を普段から行う様にしていても、突然の雷で影響が出てしまう事はあるのです。雷発生からテレビが映らなくて悩んでいる方もこの記事の対処法などを行ってみてください。
それでも改善されない際には、テレビアンテナ周りの故障の可能性が高いと思われます。その際には、アンテナレスキューに相談いただければご自宅までお伺いし現地調査を行い最適な修理方法を提案します。
対応エリアはは、関東エリアと東海エリアのみとなりますが雷被害でお悩みの方は是非ご相談ください。
落雷の際には、火災保険を確認しよう
火災保険では、アンテナ以外のテレビなどの家財まで補償してもらえる可能性があります。地震や雷といった自然災害が対象となるので、詳しく確認してみましょう!
ここまで、この記事では雷の対策から確認方法などを説明してきましたが、それでも雷被害を完全におさえる事は出来ません。
実際に雷被害にあってしまった後には、アンテナ修理や家電の買い替えなどを行う必要がありますが、この様な自然災害でのトラブルに火災保険を解決できる事を知っていましたか?
戸建てのお住まいの方であれば、火災保険に加入している方がほとんどかと思います。火災保険とは、火事の保険の様に思えますが、ご自宅内の自然災害なども対象範囲となります。
火災保険は、契約内容により補償される内容などもことなる為に契約されている火災保険の契約書を詳しく確認してみるのが良いでしょう。
落雷が発生した場合は、次の様ケースが考えられますが火災保険の対象となります。
- 落雷が発生し火事になり隣の建物に燃え移ってしまった
- ご自宅のテレビアンテナに雷が落ちテレビやアンテナが壊れた
- 誘導雷の影響でエアコンなどの家電が壊れた
この様な建物に関する補償を行ってくれるのが火災保険です。
雷でテレビアンテナの修理が必要になった場合なども補償の対象となります。
火災保険で補償される内容について
ここまで建物に関する補償を行ってくれるのが火災保険とお伝えしましたが、火災保険によっても契約内容が異なり、補償される金額が決まっているや、建物だけが補償範囲、建物と家財なども補償範囲と契約内容によって異なります。
建物と家財の区分けとして一部抜粋しました。
下記を確認してみてください。
保険の対象と主な対象物 | |
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建物 |
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家財 |
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この様に分けられています。
建物と家財の両方が保険の対象となっている場合には、ご自宅内のほとんどが補償される筈です。建物のみが保険の対象となっている際は、備え付けで設置されているものは対象となり、テレビアンテナも含まれています。
この様に、保険で修理できる可能性もあるので雷被害にあった際には焦らずに確認してみましょう。
雷被害は数が多く毎年、雷の後には多くの相談をアンテナレスキューでもお受けしています。お客様に、火災保険で直す事ができますよとお伝えする事で「知らなかったから助かりました。」とのお言葉をいただく事もあります。
契約内容による所もありますが、火災保険の申請や確認などのお手伝いも行っています。雷の後に映らないなどでお悩みの方は、火災保険で修理できるかなどの相談などもあわせてアンテナレスキューにお任せください。
ご連絡いただけましたら、最短15分~翌日にはお伺いいたします。
まとめ
如何でしたでしょうか?
雷の被害は、直撃しなくても被害が出る事を知ってビックリされた方もいるのではないでしょうか?事前に対策や故障した後の保険の話を知っておく事で安心です。
また、この記事でのポイントは次の3つです。
- 雷は直撃せずとも影響がある
- 電気を流さない事で雷対策になる
- 雷被害は、火災保険で修理や補償
以上となります。
この記事を読んでいただければ、雷の事前対策を行う事も出来るのではないでしょうか?
また、残念ながら雷被害にあってしまいテレビが映らなくなってしまい困っているという方は、アンテナレスキューまでご相談いただければ、迅速にお伺い修理対応を行います。
「お見積り・ご相談・現地調査」などは無料で行っていますので、是非お気軽にご相談くださいね。楽しいテレビライフを送りましょう。