テレビを視聴する方法と言えば、「テレビアンテナを設置」するという事が世間一般的にも浸透されていると思います。
地上波に移行してからは、テレビの映りが悪いといった事は珍しくはなってきましたが実際にテレビの映りが悪いといったご家庭の方もいると思います。
テレビ映りが悪い理由は、「適正なアンテナではない」「アンテナ機器が故障している」「電波が悪い」など少し考えただけでも幾つも出てきます。
では、機材など故障をしているといったケースを除いて考えた際にテレビ映りに一番影響を及ぼしてくるのがお住まいの地域でのテレビ電波です。
テレビの電波は、携帯などの電波と同じで場所により強い場所や弱い場所が存在します。
テレビの電波を受信しやすい地域を「強電界地域」テレビの電波を受信し辛い地域を「弱電界地域」と呼びます。
この記事では、この「弱電界地域」にお住まいの方に向けた記事となります。
元々の電波が弱い地域などでは、実際にどのようなアンテナ工事が必要なのか?適正なテレビアンテナから取り付け場所まで詳しく解説していきます。
電波が悪い事でテレビ映りが悪くてなってしまいお悩みの方は、是非参考にしてみてくださいね。
電波が弱い弱電界地域とは?
電界地域には、強電界地域。中電界地域。弱電界地域と受信強度の違いによってエリア分けされています!
普通に生活している際に聞く事はないと思う言葉である「弱電界地域」
弱電界地域とは字面の如く、電波が弱い地域です。
地上デジタル放送の電波は、電波塔もしくは電波塔の中継局から発信されている電波をご自宅のテレビアンテナで受信しテレビで視聴しています。
この受信する電波が弱い地域を総じて弱電界地域と呼ぶのです。
弱電界地域になってしまう要因には、大きい理由として電波塔などからの距離が関係します。テレビの電波は距離がある事で弱くなってしまいます、それらをカバーする為に中継局などがあるのですが、お住まいの地域によっては電波塔からも中継局からも離れてしまっているというケースがあるのです。
この様な場所では、テレビアンテナで受信できる電波が少ない事からテレビにブロックノイズが発生してしまったり、雨や雪など悪天候の際には最悪テレビが映らなくなってしまうなどの現象が出てしまうのです。
逆の意味合いとして、電波塔などから近い地域などの場合には強い電波を受信できるといった意味合いから「強電界地域」と呼ばれます。
例えばですが、引っ越しをした後にテレビの映りが悪いなとお悩みになっている方などは弱電界地域に引っ越しをしてしまったなどの可能性があります。強電界地域と弱電界地域では、使用するテレビアンテナからセッティングなど大きく変わってきますので注意が必要です。
弱電界地域の特徴
弱電界地域とは電波の弱い地域というお話をさせていただきましたが、弱電界地域には次の様な特徴があります。現在のお住まいの地域と照らし合わせてみてください。
- 山間部にお住まい
- 森などに囲まれている
- ご自宅の周りに高層マンション群などがある
- 電波塔から距離がある
この様に、電波塔から距離がある以外にも弱電界地域になってしまう理由には特徴があります。
電波を遮ってしまっている可能性がある場所などは、弱電界地域になりやすくテレビの電波の通り道に障害物などがあると、電波を遮ってしまう事でご自宅に電波が届きづらくなってしまうのです。
地上波以前のアナログ放送時代の電波(VHF帯)の場合には、回折性があるので途中の障害物の裏側に回り込んで伝わるのですが、現在の地デジ電波(UHF帯)は直進性が強く、回り込み辛い特徴があります。
この様な事から、ご自宅周りに森や山などがある場合には電波を遮ってしまっている可能性があるのです。
また、お近くに高層ビル群がある場合には電波が反射してしまう事により正常に受信できなくなってしまうケースなどもあります。
簡単な電界地域の判断方法
正確に判断する為には、ご自宅のアンテナ設置場所で電波チェッカーなどを使用し判断する必要があるのですが、簡単な基準値を知る方法として携帯のワンセグ放送でが視聴できるかで判断する事が可能です。
ワンセグ放送は、テレビの電波と同じ電波を使用している事からワンセグ放送が視聴できるかという事が判断基準になるのです。
ワンセグがキレイに視聴できる
安定してワンセグが視聴できる場合には、強電界地域にお住まいの可能性が高いです。
強電界地域の場合には、通常の屋根上設置のアンテナからデザインアンテナや室内設置のテレビアンテナなど選択肢が広がります。ご自身の希望するデザインのテレビアンテナなど選ぶ事が可能です。
ワンセグが視聴できない。映りが悪い
弱電界地域の可能性が高いです。
この様な地域の場合には、電波が弱いという事を想定したアンテナ工事が必要です。
電波が弱い地域でデザインアンテナなど受信性能が低いテレビアンテナを選択してしまうと後々映りが悪くなるなど問題が出る可能性が強いです。
強電界地域でも映りが悪い事も!
ここまで読んでいただけた方であれば電波が強い方が良いと思われていると思います。
これは、正しいのですが電波が強すぎる事で問題になってしまう場合があります。電波が強すぎる事でテレビ映りが悪くなってしまうケースもあるのです。
この様な際には、テレビアンテナの他に減衰器(アッテネーター)を使用し適正な電波になる様電波の減衰を行います。
また、強電界地域に住んでいる場合でもご自宅周りに高層マンションなどが建設される事で電波が遮られてしまいテレビ映りが悪くなるケースがあります。
アンテナの向きや障害物を意識したアンテナの方向調整や、設置場所を検討する必要があります。
この様に地域によって受信できるテレビ電波が異なるのです。
電波の通り道に障害物などない様であれば、弱電界地域にお住まいでも映りが良いといった事もあります。電波は携帯の電波の様に目視で確認できない事から判断が難しいでしょう。その様な際には、プロの業者に相談してみるのが良いでしょう。
アンテナレスキューでも、弱電界地域でのアンテナ工事もバッチリ行う事が可能です。
テレビ映りにお悩みの方であれば、「電波の問題なのか?」、「故障なのか?」などの判断を適切に行い最適な提案をいたします。
対応エリアは、関東エリア・東海エリアのみとなっていますがテレビ映りにお悩みの方はご相談ください。
弱電界地域などの電波の弱い地域でのテレビ視聴方法は?
弱電界地域では、テレビアンテナ以外の視聴方法を選ばれる方もいます。
それぞれの視聴方法にどの様な特徴があるのか見ていきましょう。
3つのテレビ視聴方法の特徴を解説します。
アンテナ視聴の特徴
テレビ視聴方法の王道です。
基本的には、ランニングコストがかからずテレビアンテナを設置した後はアンテナなどが壊れるまでは、テレビ視聴を行う事ができます。
弱電界地域の場合などのテレビアンテナ設置などはシビアな調整が必要になりますので初期投資として費用は割高にはなりますが、オススメの視聴方法の1つです。
ケーブルテレビの特徴
アナログ放送時代などは、電波の弱い弱い地域ではケーブルテレビが一般的でした。
その当時は、ケーブルテレビなどは無料で利用できた事から現在でも弱電界地域の方は引き続きケーブルテレビを利用しているご家庭も多いのではないでしょうか。
地デジ放送に完全に移行してからはテレビ電波も安定した事からケーブルテレビも有料化しています。その為、ケーブルテレビで視聴する場合にはランニングコストが発生します。
月額契約にプラスして、ご自宅でのテレビの台数によって値段も変動しますのでご家庭によってはランニングコストが高くなってしまうかも知れません。
光テレビの特徴
インターネットの電波を利用したテレビ視聴方法になります。
インターネットとあわせて契約できる為、便利な視聴方法です。ですが、費用は今回紹介した3つの視聴方法では一番ランニングコストが掛かります。
転勤先などで、1年程度しか住む予定がないという事であれば初期投資もほとんどかからずスタートできるので非常に便利ですが、この先何十年も住む予定があるご家庭の場合には、ランニングコストを考慮すると、あまりオススメの視聴方法ではありません。
電波の弱い地域でのアンテナ工事とは?
電波の弱い地域でも最適な工事を行えばテレビ視聴は難しい事ではありません。適切な機能のアンテナに適切な場所にと抑えておく事が重要ですよ!
一番気になる所として、実際に弱電界地域でもテレビアンテナでテレビをキレイに視聴は出来るのかといった点かと思います。これは、ご家庭の環境により異なります。
弱電界地域の定義として、「電界強度が60db以下」に分類されると弱電界地域の扱いになります。この単位はdB(デシベル)といった数値になるのですが、数値が多くなるにつれて電波が強い事になるのですが、弱電界地域は60db以下は全て該当してしまうので、同じ弱電界地域でも、電波が割りとある地域と全く無い地域など様々なのです。
全く電波が無いに等しい地域の場合には、アンテナが高性能であろうと映る事はありません。この様な判断を事前に行ってからアンテナ工事をする必要があるの注意が必要です。
では、電波が弱い地域のでアンテナ工事での抑えておきたいポイントを3つ紹介します。この3つは最低限抑えておく様にしましょう。
高性能なテレビアンテナを選択しよう
現在は、デザインアンテナやユニコーンアンテナなどデザイン性が高いテレビアンテナが多くなりましたが、電波が弱い地域では受信性能が弱いテレビアンテナは使用しない様にしましょう。
デザイン性はありませんが、八木式アンテナなどの素子数が多く利得が多いテレビアンテナを選択するのが無難です。弱電界地域でも、電界強度によってはお洒落なテレビアンテナを設置する事も可能ですので、担当していただく業者に問題ないか判断してもらいましょう。
ブースターを利用する
ブースターとは、受信したテレビ電波の増幅器です。
受信したテレビ電波は、ご自宅の各部屋などに配分する事により弱くなってしまいます。この様な弱くなった電波を増幅する事が出来るのです。
ただ、注意点としてお話になってしまうのですが品質の高い電波を受信していれば、品質の高い電波を増幅する事が可能ですが、品質の悪い電波を増幅してもキレイに視聴できる訳ではないのです。
その様な事から、品質の高い電波を受信できる様に高性能のテレビアンテナを設置しブースターで増幅するというダブルコンボの様な方法を取るのです。
この様にすると電波が、弱い地域でほとんどのケースで視聴する事が出来るようになります。
電波が悪い地域などのアンテナ工事はプロにお任せしよう
近年、DIYが流行しているのでご自身でアンテナ工事を行う方も少なくありません。
知識や技術があれば、可能ではあるのですが、それは強電界地域などの電波が安定している地域の場合です。
今回の様に電波が弱い地域などでは、ご自宅で一番受信できる場所を電波チェッカーなどで探し、最適なテレビアンテナをベストなセッティングで設置する必要があるのです。
この様な方法は、技術や知識があり出来る事なのです。ネットなどで調べて出てくるDIYでのアンテナ設置工事方法などは、電波が安定している地域のお話なので同じ方法を行ってもテレビ映りが悪いなど悪影響が出てしまうでしょう。
技術がありそうな業者に依頼する事をオススメします。
アンテナレスキューでは、電波の悪い様な地域でのアンテナ工事も多く行ってきました。
設置場所から設置するテレビアンテナの種類に至るまでシッカリと把握しております。電波が悪く、アンテナ視聴にするか?その他の視聴方法にするか?など悩んでおられる方は、一度アンテナレスキューまでご相談ください。
現地調査を行い最適なご提案と工事を致します。
まとめ
如何でしたでしょうか?
電波の弱い地域でも諦める必要はありません。
最適な工事と、ベストなセッティングを行う事でテレビはキレイに視聴できるのです。
では、この記事でのポイントは次の3つです。
- お住まいの電界強度を把握しよう
- 弱電界地域では、高性能なアンテナとブースターを使用しよう
- 電波の弱い地域でのアンテナ工事は技術があるプロの業者に依頼
以上がこの記事でのポイントです。
弱電界地域でもシッカリとした調整を行えばアンテナでテレビを視聴する事も可能です。
テレビ映りでお悩みの方は、アンテナレスキューにご相談ください。
「現地調査・お見積り・ご相談」などの作業以外の部分は無料で対応を行っております。
対応エリアは関東エリア・東海エリアのみとなっております。ご相談いただければ当日~翌日などの急ぎの対応も可能ですのでお気軽にお電話・メールの方からご連絡ください。