アンテナレスキューにご相談いただく事が多いアンテナ設置場所。
その中でも、特にアンテナの設置場所をシビアに考える必要のある太陽光パネルを設置されているご家庭に焦点を絞った記事となっています。
「太陽光パネルをつけていますがテレビアンテナの設置は出来ますか?」
「太陽光パネルを使用していますが、アンテナを設置しても影響はないですか?」
この様なご相談をいただく事があります。
太陽光パネルを設置されているご家庭では、テレビアンテナの工事さえも検討されない方が多いのも事実です。
テレビアンテナは、屋根上に設置する事から太陽光パネルが設置されているとテレビアンテナは利用できないと泣く泣く諦めてしまい、ケーブルテレビや光テレビなどを契約するといった方が殆どな状態です。
ケーブルテレビや光テレビは契約方式となっており、テレビアンテナ設置の場合ですと固定費用はかかりませんが、ケーブルテレビや光テレビの場合は月額費用がある為にランニングコストが発生します。
太陽光パネルを使用していてもテレビアンテナを設置出来たら良いのになと思われる方などは必見です。
実際に、アンテナレスキューでも太陽光パネルを設置しているご家庭にテレビアンテナを設置をご依頼いただいた方の工事を無事に終了しています。
では、どの様な工事を行う必要があるのかなど詳しく見ていきましょう。
太陽光パネルがある場合のアンテナ設置のリスク
まずは、太陽光パネルを設置している場合にアンテナ工事を行うリスクから見ていきましょう。一番ポピュラーなテレビアンテナ「八木式アンテナ」の場合などには、基本は屋根上設置となり、太陽光パネルを設置されている方は、危険なのではと思い、諦めてしまっているといった方が多いです。
実際に、太陽光パネルを設置してある状況で何も考えずにテレビアンテナを設置してしまっていると、リスクがあるのは事実です。
実際に、次の3つのリスクがあります。
- アンテナが太陽光パネルの発電の邪魔をする
- アンテナが倒れてしまい傷をつけてしまう
- アンテナに鳥が来てしまい太陽光パネルへの糞等の被害
では、順番に見ていきましょう。
アンテナが太陽光パネルの蓄電の邪魔をしてしまう
太陽光パネルを設置しているのは、ほとんどの場合は屋根上です。
八木式アンテナなどのテレビアンテナを屋根の上に設置した場合、少なからず影が出来てしまいます。そうする事で、太陽光パネルにアンテナが影が落ちる事で、その部分は蓄電しなくなってしまうのです。
テレビアンテナの影なんて小さなモノだろうと思う方もいらっしゃいますが、太陽光パネルでの蓄電は晴天時は毎日・毎時間蓄電するのです。その為、小さな影であろうと多くの日数が経過していく事で大きな蓄電損失となってしまします。
アンテナが倒れてしまい傷をつけてしまう
太陽光パネルを設置している際の一番のリスクは、アンテナが倒れてしまい太陽光パネルを傷つけてしまう事にあります。太陽光パネルは、高額ですので傷などをつけてしまった場合には交換や修理という事が容易に出来るものではありません。
その為、テレビアンテナの倒れなどで傷をつけてしまう事があってはなりません。
キッチリと固定工事をしてもらっているテレビアンテナは、そう簡単に倒れる様な事はありませんが、台風シーズンや風の強い日、又は老朽化しているテレビアンテナの場合などには倒れる事などは、珍しい事ではありません。
その様な事がない様に、太陽光パネルを設置しているご家庭ではテレビアンテナを設置しない方が多いのです。
アンテナに鳥が来てしまい太陽光パネルへの糞等の被害
テレビアンテナの倒れなどの心配もありますが、それ以外にもテレビアンテナを設置しているとアンテナの「素子」部分に、鳥などが止まる事があります。
テレビアンテナは、屋根上最上部に設置される事から、鳥などが止まってしまい糞などをする事で、太陽光パネルの上に鳥の糞害が発生してしまいます。
鳥の糞などが、太陽光パネルに付着すると、その部分は太陽光をシッカリと吸収できなくなる為に蓄電する事が出来ません。
鳥の糞なので、清掃を行う事で解決しますが太陽光パネルが設置されているのは屋根の上ですので、頻繁に清掃を行う事が出来ません。なにより、危険が伴います。
この様に、太陽光パネルを設置されているご家庭では屋根上にアンテナを設置するのはリスクがあるという事が分かっていただけましたでしょうか?
では、太陽光パネルを設置してしまうとテレビアンテナ方式でテレビを視聴する事はできないのかというと、そんな事はありません。
太陽光パネルを設置しているご家庭でもテレビアンテナを設置し、テレビを視聴する事が可能です。では、どの様に設置工事を行うのか見ていきましょう。
太陽光パネルが設置されているご家庭でテレビを視聴する方法
上記でもご説明した通り、太陽光パネルが設置されているご家庭で屋根上にテレビアンテナを設置するという事はリスクです。
ですが、ここで注目していただきたいのが「屋根上にテレビアンテナを設置」という部分です。ここ10年前ぐらいまではテレビアンテナは、屋根上に設置するという事が一般的でした。
ですが、地上波に移行した事で電波も安定受信できる事が多くなった事から、テレビアンテナも多様化しています。太陽光パネルが設置されている場合は、テレビアンテナを設置できない訳ではなく、屋根上にテレビアンテナを設置するとリスクがあるという事です。決して、電波を受信出来なくなる訳でも、蓄電が出来なくなる訳ではないのです。
では、実際に太陽光パネルがあるご家庭でテレビを視聴する為の方法は何があるか見ていきましょう。
- ケーブルテレビや光テレビを契約する
- 外壁にテレビアンテナを設置する
- 屋根裏にテレビアンテナを設置する
- 屋根上の影響のない場所に設置する
では、1つずつ順番に見ていきましょう。
ケーブルテレビや光テレビを契約する
太陽光パネルを設置しているご家庭では、最もポピュラーな選択の1つです。
ケーブルテレビや光テレビを契約し、テレビを視聴する方法です。太陽光パネルへの影響という事だけを考えるのであれば特に問題はなく安心してテレビを視聴できます。
ですが、ケーブルテレビや光テレビの場合には月額のランニングコストが発生します。
短い期間しか住まないや電波を受信し辛い地域といった場合には最適な方法となりますが、長い期間住む事を想定しているご自宅の場合には費用面で見て得策とは言えません。
アンテナ工事は、ケーブルテレビや光テレビと比べると初期の工事費用として高額の費用が発生しますが、工事が完了後にはメンテナンスフリーで平均10年程度使用する事が可能です。(※テレビアンテナの寿命は10年と言われています。)
その為、初期費用はかかるものの契約方式のテレビ視聴と比べてる2年以上経過してからはアンテナ視聴の方が費用面で得になるのです。
契約方式の月額費用(参考価格)
光テレビ | 月額7,488円 |
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ケーブルテレビ | 月額6,980円 |
などが月額でかかります。
また、ケーブルテレビなどは契約状況にもよりますがテレビ1台につき+1,029円ずつかかる事もあり、ご自宅でテレビを視聴したい部屋数が6つなどあった場合には、「月額料金:6,980円+6,174円」の計算となり、大きな金額になってしまいます。
テレビアンテナの工事は、初期費用として平均50,000円程度かかるので初期費用としては大きな金額が発生しますが、長い期間使用した場合には、アンテナ設置を行う方が断然お得なのです。
ケーブルテレビや光テレビなどは、テレビの視聴以外にも電話の利用やインターネットもあわせて使用できるといったメリットはある為、一概に悪い訳ではありませんのでご家庭の電波環境や状況にあわせて選択される事をオススメします。
下記の記事では、ケーブルテレビや光テレビとアンテナ視聴を比べた内容を詳しく記載していますので参考にしてみてくださいね。
外壁にテレビアンテナを設置する
これまでテレビアンテナと言えば、屋根上に設置されている魚の骨の形状の「八木式アンテナ」が一般的に広く使われてきました。しかし、リスクとしてご説明した通り大型の台風やゲリラ豪雨などの影響により、万が一にもアンテナ倒壊リスクを考えるとテレビアンテナの設置は無理だとお考えになる方が多いです。
しかし、近年人気のデザインアンテナ(平面アンテナ)の場合ですと設置場所はご自宅の外壁に設置する事が可能です。また、デザインアンテナとは名前の通りデザイン性が優れたテレビアンテナで従来の魚の骨の様な形状はしていません。
箱型のテレビアンテナで、ご自宅の壁面に設置する事が可能です。色なども多くのカラーバリエーションがある為に、デザインアンテナを設置してもご自宅の景観を損ねる事がありません。
デザインアンテナを設置するには、ご自宅の壁面に設置する事から太陽光パネルがテレビアンテナの干渉を受ける事がないので、太陽光パネルを設置しているご家庭でテレビアンテナを設置するという事が可能になります。
また、デザインアンテナは壁面にできる為に雨、風、雪、直射日光といった天候などの影響も受け辛くアンテナ機器の劣化につながる影響が少ないので長期間設置する事が可能です。
ですが、デザインアンテナにもデメリットはあり壁面設置という事やアンテナの形状から電波の受信力が八木式アンテナと比べると弱くなり、弱電界地域では使用できないといった事がありますので、全てのご家庭で設置できるという訳ではありませんので注意が必要です。
下記の記事では、デザインアンテナを詳しく解説していますので気になる方は参考にしてみてくださいね。
屋根裏にテレビアンテナを設置する
テレビアンテナを設置する方法として室内設置という方法があります。
室内に設置する場合には、電波の受信に問題がない場所かつ、邪魔にならない様な場所に設置する必要があるのです。そこで、最適な場所として「屋根裏設置」という方法があります。
屋根裏にテレビアンテナを設置する場合には、次の3つの条件があります。
- 点検口がある
- 屋根裏にアンテナを設置するスペースがある
- テレビ視聴に必要な電波を受信できる
この3つの条件を満たしている場合には、屋根裏にテレビアンテナを設置する事が可能です。ただ、この場合に重要なのは、太陽光パネルの存在です。
基本的には、太陽光パネルがあると電波を受信し辛い事が多く、事前にシッカリと電波測定をし問題ないか確認してからの設置を行う必要があります。
設置に問題がないと分かった場合には、屋根裏に設置する事で太陽光パネルに影響を及ぼす事はなく、天候による影響も少なくご自宅の景観を損ねないといったベストな設置場所になるでしょう。
屋根上の影響のない場所に設置する
ここまで、屋根上のテレビアンテナ設置はリスクがあると御伝えしてきましたが。
基本的には、デザインアンテナや屋根裏設置をオススメしておりますが受信できる電波の問題から設置が難しい場合には、屋根上に安全に設置する事も可能です。
ただ、幾つか条件があり条件を満たしていない場合には、太陽光パネルにリスクがある設置方法となってしまうので注意が必要です。
条件の1つ目として屋根の形状です。
ビルの屋上の様な平面の屋根の場合ですと、太陽光パネルが一面設置されている事が大半の為、テレビアンテナの設置は出来ません。
ですが、傾斜がある屋根の場合ですと南傾斜と北傾斜がある筈です。
この場合には、太陽光パネルの受光部分は北傾斜側にしか設置しません。その為、屋根の最上部にテレビアンテナを設置する事は出来ずとも、北傾斜側の屋根側にテレビアンテナを設置する事が可能です。
屋根の最上部ではありませんが、影響を受ける様な障害物もなければ電波の受信に問題はなく、太陽光パネルにも影響を及ぼす事はないでしょう。
この様に、太陽光パネルが設置されていれもテレビアンテナを設置する事が出来ます。
太陽光パネルがあるからといった理由で、アンテナ視聴を諦めていた方などは、ご相談いただければ電波測定を行い、最適な提案をする事が可能です。
アンテナレスキューでのテレビアンテナの設置は、20,000円のポッキリ価格で対応を行っていますので、リーズナブルな価格帯でアンテナ設置工事を行う事が可能です。
ケーブルテレビや光テレビからの切り替え工事も行っていますので、テレビアンテナの事でお悩みの際には一度ご相談ください。
関東エリア・東海エリアのみの対応となっておりますが、「お見積り・ご相談・現地調査」は無料でおこなっておりますので是非ご相談ください。
太陽光パネルがある際には、注意が必要!ご相談いただいたトラブル解決例
ここまでは、太陽光パネルが設置してある際のテレビアンテナの設置リスクから、アンテナ工事方法などを詳しく解説してきましたが、ここからはアンテナレスキューにご相談いただいたトラブル事例を幾つかご紹介していきます。
太陽光パネルを設置している方のトラブル事例をまとめましたので、これからアンテナを設置しようとしている方やDIYで挑戦してみようと思っている方は、「こんなトラブルもあるんだよ!」と参考にしていただければと思います。
数年前に、屋根上に太陽光パネルを設置工事を行いました。
その際に、テレビアンテナは以前から設置していたのでそのまま使用していたのですが先日の台風で、屋根を見上げてみるとテレビアンテナが倒れていたのです。
太陽光パネルを傷つけたり壊したりしては、いけないと思ったのでベランダから登りやすい事もあり、自分で倒れを直そうと思ったのですが太陽光パネルもあり、不安定で落ちてしまうのではないかとヒヤヒヤで作業できませんでした。
近所の電気屋さんの方でも、別の場所に新規でアンテナを設置すればと言われましたが、あまり費用もかけたくないのですが、どうすれば良いでしょうか?
ご家庭の、火災保険の契約状況により異なるのですが太陽光パネルも建物の一部としての扱いとなります。戸建てに住んでいる方であれば、火災保険に加入している筈ですので、台風などの被害は、災害扱いとなり火災保険の範囲内となります。
火災保険が適用される場合には、アンテナの交換から太陽光パネルの損傷なども修理範囲となります。ご自身で登って工事などは、ただでさえ高所で危険ですので行わない様にしてください。また、火災保険が使えるという事を知らずに、過去に保険を利用せずに修理などの工事を行った場合なども3年前まで遡って申請する事が可能です。
災害にあってから〇ヶ月まで申請できるや、保証する金額は〇%までなど加入している火災保険により異なりますので一度契約書を確認してみるのが良いでしょう。
長年、テレビアンテナを使用しています。
太陽光パネルも、設置しているのですがアンテナが倒れるなどのリスクのお話は聞いていたのですが、少し距離のある所にアンテナを設置してもらっていたので安心していました。ですが、最近テレビアンテナの上に鳥が留まる様になり、太陽光パネルのメンテナンスで見てもらった際に、糞の被害が凄く困っています。
屋根上などに露出したテレビアンテナや太陽光パネルには、カラスや鳥などが住み着いてしまう事があります。鳥などは、一度留まったポイントを覚える習性がある為にご自宅のテレビアンテナに住み着いてしまうと幾度となく被害にあってしまいます。
この様な事がないよう、選択肢としては2つです。
1つ目の対策として、お手軽にできる対策ですが鳥除けのアイテムを使用し、鳥がテレビアンテナに留まる事が出来ない様にする事です。アンテナ本体に支線を張る事や、鳥が嫌がる音波装置などを設置する事です。ただ、これらの対策は鳥に学習されてしまい、一時的な効果になってしまう事もあります。
2つ目の対策として、鳥が留まるポイントのテレビアンテナの設置場所を変更してしまう事です。鳥は、人間を嫌がりますので、人間が近くにいる様な場所には留まる事はありません。その為、テレビアンテナの位置を壁面設置のデザインアンテナに変更する事で、鳥が留まるポイントが抑える事が可能です。ただ、鳥に新しい設置場所を覚えられる可能性があり、そうすると別の場所の対策が必要となりますので、注意が必要です。
この様なトラブル事例やご相談があります。
太陽光パネルなど高額な機器が設置されていると、特に気になってしまうかと思います。基本的に、太陽光パネルを設置されている場合には屋根上ではない場所にアンテナを設置する事をオススメしています。ですが、業者によっては分配器の位置が1Fにあるので屋根裏には設置できないと断られてしまうケースもある様です。
アンテナレスキューでは、その様な場合にも屋根裏にアンテナ設置工事なども行う事が可能です。現地調査で電波測定を行い、ご家庭にあった最適なアンテナ工事を提案する事が出来ます。
アンテナレスキューでは、八木式アンテナ20,000円。デザインアンテナ25,000円のポッキリ料金で新規設置を行っております。関東エリア・東海エリアのみの対応となっておりますが、太陽光パネルがあるが、テレビアンテナを設置したいという様なお悩みをお持ちの方であれば是非ご相談ください。
熟練のスタッフが最短15分で迅速にお伺いし解決いたします。
まとめ
太陽光パネルを設置していてもテレビアンテナ視聴を諦める必要はありません。
要点を抑える事で、太陽光パネル設置のご家庭にもテレビアンテナでテレビ視聴をする事は可能です。
この記事でのポイントは次の3つです。
- 太陽光パネルがある場合の屋根上設置のアンテナはリスク大
- 太陽光パネルを使用している場合のアンテナ工事は壁面または屋根裏設置
- 被害が出る前にアンテナの設置場所は変更しよう
以上となります。
これから、テレビアンテナを設置する方や、現在設置されていて心配な方はアンテナレスキューまでお気軽にご連絡ください。太陽光パネルに影響を及ぼさずに、ベストなアンテナ設置を行います。
24H対応で受付けしておりますので、お気軽にご相談ください。
「相談・お見積り・現地調査」は無料で対応していますので、お悩みの方はアンテナレスキューにお任せください。
安心できるテレビライフを送りましょう。